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DIPROニュース

2006

1月号

2006.01.10

よりオープンで、明るく、よりよい関係を築く

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願申しあげます。

さて、すこし考えてみても、分かっているようで分かってない、知っているようで知らないことが沢山あります。たとえば、自分の顔でさえ、自分では、直接見ることはできません。ほかの人の顔だと、あの人は、今日は肌が光っているなとか、チョッと顔色が良くないよとかを、直接見て、その微妙なニュアンスを感じることができます。しかし、自分の顔は鏡に映った写像を見るだけ。本当は、どのように見え、相手にどのような印象を与えているのかは、なかなか分からないものです。

フィジカルでも、そうですから、ましてや、心の中はもっと分かりにくいところがあります。自分のことは自分が一番よく知っているつもりでも、いまだ、気づいていない自分、知らない自分も色々ありそうです。アメリカの心理学者のJoseph LuftとHarry Ingham は、人間関係の気づきのモデルとして、有名な「ジョハリの窓(The Johari Window)」を考えました。<下表参照方>

隠された窓(Hidden)、盲目の窓(Blind)、未知の窓(Unknown)。言葉だけでもあまりよい感じはしません。開かれた窓、明るい窓(Open)を拡大することが、よい人間関係やよいコミュニケーションのためには大切だということのようです。企業活動においても 情報を適宜、適切にディスクローズした、より透明で開かれた経営が求められています。

2006年新年。人と人、会社と会社、会社と社会などでも、よりオープンな、よりよい関係を築くことに努め、明るく前向きな年にしたいものだと念じております。

新年にあたり、皆様方のご多幸とご繁栄を心から祈念申しあげます。

<ジョハリの窓 > 自分について自分が分かっている領域 自分について自分が分かってない領域
自分について他人が分かっている領域 明るい窓 (Open) 盲目の窓 (Blind)
自分について他人が分かってない領域 隠された窓 (Hidden) 未知の窓 (Unknown)

(常務取締役 川口 正明)

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