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DIPROニュース

2007

1月号

2007.01.10

サポートサービスについて思うこと・・・ - エンジニアリングサービス部 -

昨年は、主要なお客様である自動車産業のアジア地域での活動活発化、そして質的変化にともなって、アジア地域での仕事をさせていただく機会が増えました。こうした動きの中でいくつか感じたことがあります。

第一に私達のサポートサービスの付加価値とは何か?はっきりした形で、だれにでもその価値が理解していただけるようになっているか?常に意識され磨かれ競争力を保ち続ける努力がなされているか?といった問題意識です。アジア各地でサービスを提供させていただく事はコストやデリバリーを考えれば私達自身に相当の付加価値が無ければ意味がありません。また、各国の技術水準やインフラも急速に向上しています。現地で操業されるお客様のご要望にお応する意味に於いては勿論のこと、今後の日本企業としての競争力を発展強化していくためには、こうした点検と絶え間ない改善努力の必要性を改めて認識させられます。

第二にサポートサービスの性格上、人間対人間のコミュニケーションが重要な要素であり、各国の人達と円滑に仕事を進める為には、異なる背景・歴史観や文化の中で、理屈の世界を超えた深い人間関係や信頼関係を築き上げて行くことが、特に必要となります。この点は、国内の仕事でも全く同様と言えますが、こうした環境下では、ことさら強く感じさせられます。サポート技術者には、自分の価値を大切にしつつも、自らの価値観に必要以上に固執することなく、こうした関係を作り上げていくことが強く求められていくと考えています。そして、それは技術者にとっては成長の大きなチャンスになるとも思っています。

今年は、昨年にも増してアジア圏でのサービスニーズが拡大すると思われ、当社としても、お客様のご要望に最大限お応えしていく考えですが、同時に、こうした動きを通じて日本国内での日常業務を含め、私たちのサポートサービスの付加価値とは何か、そしてそれを支えていくものは何かを改めて考え、それを更に高めていく努力につなげていきたいと考えております。

本年も、よろしくお願いいたします。

(取締役 エンジニアリングサービス部 部長 山田 龍一)

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