明けましておめでとうございます。
昨年は、モノづくり大国・日本において、製品品質の重要性を考える年であったと思います。
私ども、第二開発部では、皆さまの基幹システムであるBOM・PDMの構築をご支援させていただいております。新年を迎えるにあたり、基本に戻って、品質改善とは?を考えてみました。
私は、品質改善の基本は、やはり、エドワード・デミング博士のデミング・サイクル(PDCAサイクル)にあると思っております。これは、ご存知の通り、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)の4つの活動を継続的に実施することで、製品や業務活動の品質を維持・向上させていく考え方です。
一方、私どもの開発業務プロセスと、品質管理を重ね合わせると、ある視点では、下記の様になるかと思います。
① 提案の品質 → ② 実行組織の品質 → ③ 開発運営の品質 → ④ システムの品質
システム構築における品質改善というと、上記④「作ったシステム(製品)をテストして品質を評価・改善すること」が一般的ですが、実は、既に上流工程(①~③)で、あるレベルの品質が作り込まれているので、限られた品質改善しか期待できません。
デミング・サイクルによる品質改善の本来の主旨は、まず、上流工程である①「提案の品質」から改善し、②「実行組織の品質」改善へと進めて行くことだと考えており、上流工程の品質向上こそが、トータルな品質向上(お客様満足度向上)に通じると確信しております。
私どもDIPROは、上流の品質から改善できる提案力と活力ある組織力で、本年も、皆さまと共に、新しい夢に向かって挑戦して行きたいと思っております。
本年もよろしくお願い申し上げます。
(第二開発部 部長 小林 裕一)
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