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DIPROニュース

2014

10月号

2014.10.10

中国 云南鲁甸地震に対する支援について

2014年8月3日午後4時半頃に中国の雲南省昭通市魯甸(ルーティエン)で発生したマグニチュード6.5の地震により、多くの方が犠牲となられました。謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申しあげます。そして、被災地の一日も早い復旧を願っております。 DPC(DIPRO中国)では、DIPROグループを代表して8月28日に会社所在の関係役所経由で中国(北京)紅十字会(日本の赤十字社に相当)に義捐金を拠出しました。

雲南省地図
雲南省地図

地震大国でもある中国

近年の中国での大地震としては2008年5月12日に発生しました四川大地震が記憶に新しく今回の雲南地震はそれに次ぐ大規模な地震になりました。実は中国は、日本以上に地震大国でM6以上の規模の大地震が年2回程度の割合で発生しています。中国での地震の特徴としては次の4点とされています。

多 発 性  : 全世界の直下型地震件数の1/3が中国で発生。
大規模性 : 20世紀に発生した巨大地震(M8.5以上)の3回のうち2回が中国
広      域 : 中国の広範な各地で発生(西南、西北、華北、東南、台湾)
直 下 型  : 大半の地域の地震はプレート間ではなく地殻内地震

日本文化に近い雲南省

雲南省について簡単にご紹介します。雲南省は中国西南の果て、南はラオス、東はミャンマーとの国境に接していて亜熱帯気候の恵まれた気候風土となっており、中国大陸と東南アジアとの懸け橋的な地域です。また、そこには少数民族の人々の明るく素直な人柄も混じり合って旅する人の心を癒されるだけでなく日本人にとっては、人種的ルーツの発生地として学術的にも大変興味が持たれています。実際に雲南の各地を旅行すると生活・風習・人相から言葉までも、あまりにも日本人と似ているのに驚かされると思います。日本では昆明がよく知られていると思いますが、麗江や香格里拉など中国人にも雲南は高い人気がありますので、中国での旅先の一つとして是非お薦めします。雲南省の面積は38万㎢、人口が3885万。漢族をはじめ、イ族、ペー族、ナシ族、ハニ族、タイ族など26の民族があり中国で民族が一番多いところです。また、山地が多く、全省面積の84%を占めています。もちを食べたり、漆器を使ったり、納豆やコンニャクなどの食べ物も見られ、日本の食文化とのつながりもあるのではとされています。

最後に政治とは別に文化や経済などでもっと中国と日本が交流し仲良くなれることを期待しています。

(DPC管理部 胡 元元)
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