2019年も、大阪(5 ⁄ 21)・東京(5 ⁄ 29)・名古屋(6 ⁄ 4)の3会場にてiCADフォーラムを開催いたしました。35回目となる今回は、特別講演としてトヨタ自動車様に、事例講演として東レエンジニアリング様、ホーコス様にご講演いただきました。また、ご好評いただいているiCADユーザ様限定セミナーである3Dステップアップセミナーを今回も開催。昨年に続き、全ての会場で過去最高のお客様来場数を記録し、非常に盛況感あふれるセミナーとなりました。ご多用の中、ご来場いただいた皆様方に厚く御礼申し上げます。
午前の3Dステップアップセミナーでは、3次元モデルでもっと効率的に干渉を確認・修正するために実モデルを使用して実際の設計場面でのiCAD活用事例をご紹介する“干渉チェック 使いこなしセミナー”と、図面化機能を用いた図面作成効率化への取り組みや組立現場での3次元活用のポイント、3次元データへの設計情報付加と部品表・材料表への出力についてのポイントなどをご紹介する“3次元データ活用による設計作業効率化への取り組み”の2種を同時に開催。今回も、来場のお客様からは、「即、実践できる。不具合を減らせそう」「目標を立てる良い材料になった」などの前向きな声をいただきました。
午後の3次元活用事例講演では、トヨタ自動車様に“3次元CADで設計した設備モデルを制御回路シミュレーションや加工CAMに活用し、やり直しを減らして製作期間を短縮する新しい設備作り”について、東レエンジニアリング様に“様々な3次元CADを導入したものの3次元設計が定着しなかった経験を踏まえたiCAD選定から定着までの施策と、協力会社も巻き込んでの業務効率化の取り組み”について、ホーコス様に“従来より構築している業務資産や運用を継承しつつ、どのように3次元設計を立ち上げてきたか”について、それぞれご講演いただきました。来場のお客様から「我々が目指す最終形だ」「リアルな現場の内容に驚いた。いい話を聞けた」など、感嘆の声が多く寄せられました。
最後に、iCAD株式会社 代表取締役社長 冨永より、iCADのCAD開発姿勢と、現在研究中の内容について、講演いたしました。
私達は昨年度、5,200社の設計現場を直接訪問させていただいています。これからも、設計者の近場で活動し、現場のものづくりを支える道具としての進化を追求していきます。引き続きiCADをご支援、ご愛顧いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
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