■ASFALIS TransServerは構築が簡単なWebシステムパッケージ
ASFALIS TransServerは2014年にリリースされたASFALISのWebシステムパッケージです。ASFALISはマルチCAD/CAM/CAEの統合ソリューションとして、多くのお客様に高い評価をいただいております。このTransServerの特徴として以下の3つが挙げられます。
いつでもどこでも欲しいデータ形式に変換できる環境は理想的です。従来Webサーバと連携して変換処理するような仕組みを構築するのは敷居の高い作業でした。ASFALIS TransServerはそんな概念を一新します。
ASFALISは、ENFフォーマット※1を中心としたシステム組み込み用の変換モジュールとして始まりました。以後徐々に対応CADを増やし現在に至っています。(図1)
ASFALISの最大の特長は高精度な変換です。今まで中間フォーマットを使用して他CADに変換して苦労されてきた方は、その違いに驚くはずです。ASFALISは変換前後のCADのデータ構造やトレランスの違いを補間する高度な形状処理技術により高い変換率を誇っています。
さらに、変換以外のモジュール(ASFALIS optimizer、図1の中央下)やENFデータ専用のビューワもリリースしており、変換だけでなく3Dデータに関するあらゆる領域をカバーするソリューションとなっています。
TransServerはWebサーバも組み込み済みのインストーラを持っており、とても簡単にWebシステムを構築できます。
この特徴を生かして、まずお客様へ簡単なインタビューを行った上で弊社がトライアル環境を構築し、お客様にご評価いただき購入のご検討をいただきます。その際お客様からのご要望をシステムに反映させることも可能です。(図3)
図2 ASFALIS TransServerログイン画面
図3 ASFALIS TransServer導入まで
ASFALIS TransServerは実際の変換実行とサーバの管理作業がほぼ全てWeb画面の中で出来るように設計されています。図4の例は、変換のスティッチ設定を編集している画面ですが、この様に非常に細かな設定が簡単にできます。この特徴によりお客様の要望に沿う環境を短い時間で構築できます。
ASFALIS TransServerはASFALISの実行モジュールだけではなく、ASFALIS以外のモジュールを取り込んで実行できる仕組みを持っています。(図5)
ただ実行できるだけでなく、ASFALISの実行モジュールと連携させて動かすことも可能なため、ASFALIS変換の前処理に別のアプリケーションを実行し、後処理として独自のデータ検査ツールでデータをチェックするという処理を組み込むことも可能です。
周辺システムとの連携機能は、自動ジョブ投入とフォルダ監視によるジョブ投入機能が用意されています。(図5)
これらの機能は、他のシステムからバッチプログラムを実行する、またはフォルダに処理させるファイルを保存するということでASFALIS TransServerと連携させることができます。
このようにASFALIS TransServerは、お客様の業務に役立つ様々な機能が用意されたパッケージとなっております。
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