製造業における製品開発は自動車産業が牽引役となり、「3D CADによる設計」の時代となりました。3次元データは形状の確認、複雑な部品間空間成立性(干渉)、レイアウト(配置)、性能予測、生産工程要件、などの検討、またカタログから整備要領書に至るまで、活用の領域は広範囲に及びます。しかし、その活用の実態は企業毎にさまざまなところを残しており、3次元データ整備の時代にあってもノウハウ情報の伝達における「2D図面の重要性」は変わっていません。一方、製造業そのもののグローバル化に対応するために、「技術情報の伝達・活用」への取組みが一層重要な課題となって来ました。
本講習会では、CAD研究のアップデート、内外アセンブリメーカーでの3次元データ利用からサプライヤサイドでのモノ造りデータとしての運用実態等々を分かりやすく紹介することで、3次元データを構築/運用するメリットと将来への方向性、3次元データに具備すべき要件等についての考察を行います。各分野の第一人者にご講演をいただきますので、皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。
講演概要、申込方法等の詳細は、日本機械学会 設計工学・システム部門 イベント案内 (日本機会学会サイト) ページ下部、イベント案内から講習会「No.14-88 自動車における3次元設計の現状と課題」をご選択ください。
開催日: |
2014年9月4日(木) 10:00~17:00 |
会場: |
東京工業大学 蔵前会館 ロイアルブルーホール |
講演: |
司会 加藤 廣(デジタルプロセス株式会社) 講演 (1) 「3次元CADの研究動向と製品設計への貢献」 講演 (2) 「グローバル展開時代の3Dデータ活用」 講演 (3) 「モノづくりにおける3次元CADデータのグローバル活用と課題について」 講演 (4) 「3次元設計から加工・生産準備への展開」 講演 (5) 「日産自動車における「3D単独図」適用の取組み」 講演 (6) 「3次元データ活用による開発生産プロセス効率化を支えるBOM/PDMシステム」 |
(デジタルコンテンツサービス部 宇梶 浩章)
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