MENU

DIPROニュース

2015

10月号

2015.10.13

オートモーティブデジタルプロセスセミナー
2015開催のお知らせ

来る12月4日に「オートモーティブ デジタルプロセスセミナー 2015」を開催いたします。

基調講演には、国立情報学研究所 教授 新井 紀子様に「人工知能の発達とそれにともなう社会変化」と題し、人工知能による大学入試への挑戦を切り口にAIが社会をどのように変えていくかをテーマにお話しいただきます。

講演には、日産自動車株式会社 理事 土井 三浩様に「都市交通のありかたと自動車の未来」と題し、自動車技術の2つの柱となる電動化と知能化が、未来の都市交通の中でどのような意義を持つかについてお話をいただきます。

続いて、マツダ株式会社 統合制御システム開発本部 本部長 原田 靖裕様に「高度なシステム開発 と それを支えるモデルベース開発」と題し、モデルベース開発で目指すこと、実現できたこと、これから実現すべきこと、についてお話をいただき、モノづくりのあるべき姿を考えていきたいと思います。

毎年ご好評をいただいておりますパネルディスカッションは、今年も自動車会社の方にご登壇いただき将来に向けたIT技術について議論をしていただく予定です。合わせて、セミナー終了後の懇親会につきましても、業界の皆様方の情報交換、ネットワーク作りの場としてお役立ていただければ幸いです。

なお、本セミナーの案内状及び参加申込書は、10月中旬頃には、皆様のお手元にお届けできますよう準備を進めております。なお、事前にお申し込みいただいた場合、行き違いに案内状をお届けする場合もあろうかと思いますが、ご容赦いただきたくお願いいたします。

ご多用中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加いただきますようお願い申し上げます。

開催概要

スケジュール

日時 2015年12月4日(金) 12:00~受付開始、13:00~セミナー開始(予定)
会場 パシフィコ横浜・会議センター

講演

1. 基調講演

『人工知能の発達とそれにともなう社会変化』

新井 紀子(あらい のりこ)様
  • 数理論理学
  • 国立情報学研究所 情報社会相関研究系 教授
  • 国立情報学研究所 社会共有知研究センター長
  • 新井 紀子(あらい のりこ)

日本では2011年から人工知能(AI)のグランドチャレンジ「ロボットは東大に入れるか」が始まり、中国でも2015年から同様に大学入試をベンチマークとする人工知能プロジェクトが開始された。
特に、中国版「東ロボ」は3年間30億円の国家プロジェクトとして推進されている。
ビッグデータ収集に圧倒的強みを見せる全体主義国家の中国で、次の人工知能の目標設定として大学入試が選ばれた理由はどこにあるのか。ビッグデータとIoTで各国がしのぎを削る中、日本の取るべき道筋は何か、またセンサーやAIが基盤テクノロジーとして定着する2025年の社会がどう変化するかについて議論したい。

2. 講 演

『都市交通のありかたと自動車の未来』

土井 三浩(どい かずひろ) 様
  • 日産自動車株式会社 理事
  • アライアンス グローバル ダイレクター
  • 総合研究所長
  • 土井 三浩(どい かずひろ)

世界の各都市における移動手段は、その都市の生い立ちの中で必然性を持って成長し、生活者に利便性を提供してきた。
例えば、我々の住む東京では、非常に高い人口密度を背景に、公共交通が自動車による移動速度を上回っている。日々当たり前に過ごしているこの状況は、実は世界の大都市の中では数少ない環境である。
一方で、それぞれの都市はその移動形態ゆえに、交通渋滞、空質悪化等々、異なる課題を抱え、その課題に応じた方策が論議をされている。
今回、自動車技術の2つの柱となる電動化と知能化が、未来の都市交通の中でどのような意義を持つかを論議する。

3. 講 演

『高度なシステム開発とそれを支えるモデルベース開発』

  • マツダ株式会社
  • 統合制御システム開発本部
  • 本部長
  • 原田 靖裕(はらだ やすひろ)

車両システムは、複雑、巨大化しつつ、高度な機能を実現してきた。その進化は今後ますます加速する。
このような高度なモノづくりを短期間で成し遂げるには、モデルベース開発が必要不可欠となってきている。
モデルベース開発で目指すこと、実現できたこと、これから実現すべきこと、を説明し、モノづくりのあるべき姿を展望する。

4. パネル
ディスカッション

『自動車開発のデジタル化 PLM第2フェーズへの飛躍』

~エンジニアリング基幹システムの目指す方向性~

自動車開発のデジタル化が成熟期を迎えている現在、自動車開発を取り巻くあらゆる周辺環境との密連携が重要になってきています。今回は「つなぐ」をテーマに、何を目的に、何と何をつなごうとしているのか、またそれを支えるエンジニアリングITの あり方について議論していただきます。

(第一エンジニアリングサービス部 次長SE 松本)

TOP