6月8日に東京、6月15日に名古屋にて、「VPS事例セミナー2016」を開催いたしました。
ご多忙中、また梅雨時の蒸し暑い中、ご来場いただいた皆様方には厚くお礼申し上げます。
「VPS事例セミナー」とは、実際の業務で直面した業務課題をVPS(GP4含む)を活用して改善されたお客様の事例を発表いただき、参加されたお客様の業務課題解決の参考としていただくことを目的としたイベントです。今回で27回目の開催をむかえ、東京会場では185名、名古屋会場では195名と、過去最大級のお客様にお越しいただきました。
特別講演として三菱電機株式会社様,VPS事例講演として株式会社安川電機様にご講演いただいたあと、富士通社内におけるVPS活用事例も紹介いたしました。
VPSに閉じた事例だけでなく、「ICT活用により設計開発,生産技術,現場を”つなぐ” ”見える化する”」ことが今回の3講演の共通テーマとなっております。
三菱電機株式会社 様
生産情報や製品情報の見える化によりモノづくりを革新する「e-F@ctory」のご説明と組立現場 でのVPSの活用事例をご紹介いただきました。中でも、ネジ締め工程をVPSと連携して作業指示システムは大変好評でした。聴講されたお客様からは「現場の作業ログを収集し、作業者の育成や品質向上に役立てていることが参考になった」「VPSがトレーサビリティの実現や作業者教育に活用できることを実感した」といった声が寄せられ、工場のデジタル化がもたらすメリットに対して、大きな反響がありました。
株式会社安川電機 様
BOMや生産管理システムと連携して、莫大なバリエーションを持つ製品の手順書をいかに少ない工数で作成・管理するかについてご説明いただきました。聴講されたお客様からは「3Dデータを製造ラインでも利用することが目指す姿であるので、大変参考になった」「作業者の技能・習熟度に関係なく高品質,高生産性をVPSで実現できることに感銘を受けた」といったご感想をいただき、VPSがより現場寄りのツールとして受け入れられつつあることが垣間見えました。
富士通株式会社
富士通では、デジタル上での工程・工場レイアウトの評価結果を現場に反映するだけでなく、生産現場(リアル)と検証(デジタル)を同期することによりリアルタイムに現場改善を行っております。お客様からは、「現場の改善が進んでもデジタル上の情報が陳腐化しないようにする取り組みが参考になった」「想像している以上に多くのことをデジタル化できることが分かり、今後のIoT化の指標にしていきたい」といったご感想が寄せられました。
VPSの最新版である「VPS V15L18」をご紹介いたしました。製品の組立構成を視覚的に作り込める「組立ブロック」や、新旧部品の一致作業を大幅に効率化した「設計変更対応機能」などが大変好評であり、新規のお客様から「新機能を使ってみたいので是非トライアルしたい」という声もいただけました。
会場後方で行ったデモ展示では、上記のVPS最新版を含め、計12製品のデモ展示も行いました。中でも、今回初めて展示を行った「画像認識システム」(従来、エンジニアが製造現場の変化に応じて都度修正していた画像認識プログラムを、機械学習により自動的に生成するというもの)や「UBIQUITOUSWARE」(人や物の状態・状況・周囲の環境をセンシング・分析することにより、工場内の作業者の状態を可視化したり安全管理ができる)の展示も好評で、改めてお客様のIoTへの関心の高さを感じました。
今後も私たちは、お客様とより近い距離でご意見・ご要望を汲み上げていくとともに、バーチャルとリアル、設計から生産現場までを繋ぐ、世界No.1のソリューション『VPS』をご提供してまいります。
デジタルプロセス株式会社 VPSインフォメーションセンター 前田、渡辺、内藤
T E L : 03-5909-0633
E-Mail: plm-vps-info@ml.css.fujitsu.com
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