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DIPROニュース

2017

2月号

2017.02.10

VPS GP4 最新機能のご紹介

生産ラインシミュレータ VPS GP4

はじめに

VPS GP4(以下、GP4)の開発にデジタルプロセスが携わり始めてから3年が経過しようとしています。近年のVPS事例セミナーでは多くのお客様にGP4活用事例をご講演いただいており、DIPROニュースでGP4をご紹介させていただいた際も、数多くのお問い合わせを頂きました。

昨今、IoT、Industry4.0など生産現場でのICT活用は毎日のようにメディアで取り上げられており、多くのお客様が関心をお持ちだと考えます。GP4はICT活用ツールの一つとして生産ラインを見える化し、仮想環境で動線を中心とする様々な検証をおこなうことができます。最近は年2回のレベルアップを行い、ライン表現力、仮想検討力、操作性などを強化する新機能をご提供しています。今回は、それら新機能の一部をご紹介いたします。

※VPS
Virtual Product & Process Simulator
※GP4
Global Protocol for Manufacturing
新規ライン検討・改善の前倒し

新機能ご紹介

1.マンマシン機能強化

V11L14ではマンマシン作業の作成や編集を効率化するための機能強化を行いました。山積み表(ピッチダイヤグラム)にて、作業の順番をドラック&ドロップすると、マシン作業と紐付いている人の作業は関連性を維持したまま作業順番が編集され、人の作業動線も自動的に追従します。これにより様々な改善検討を、思考を妨げられることなく直感的に行うことができ、評価結果を確認することが可能になりました。

マンマシン作業作成効率化

2.歩行作業、作業姿勢の表現力強化

V11L15では段差や階段などの高さ方向へ移動がある歩行を表現できるようになり、より現実のラインに近い形で動線検討が可能になりました。また、作業者が把持している搬送物の大きさを考慮し、障害物を避ける歩行動線を自動的に作成できるようになりました。

歩行作業の表現力強化

3.標準作業組合せ票出力機能追加

最新のV11L16では、GP4上で検討した結果を1クリックでEXCELの標準作業組合せ票に出力できるようになりました。これまでGP4での検討と帳票作成を別々に行う必要がありましたが、GP4データを編集することで完結します。これにより、レイアウトの変更、作業割り当て変更などに伴う標準作業組合せ票の作成作業を大幅に軽減できます。

標準作業組合せ票出力

おわりに

VPS GP4はこれまでに、現実のラインを仮想上で表現する力、検証する力、そして帳票への出力を実務で活用できる使い勝手の良さにもこだわり機能強化を図って参りました。VPS GP4は、3D活用を生産性検討に関わる多くの方々に実践いただけるよう、操作性を重視した機能開発を実施して参ります。

今後の「生産ラインシミュレータVPS GP4」機能強化にご期待ください。

GP4操作体験セミナー
  • 【日時】2月28日(火)
  • 【会場】デジタルプロセス株式会社 新宿オフィス
    東京都新宿区西新宿2-1-7(小田急第一生命ビル16階)

VPS GP4 (富士通サイト)の詳細はこちら

お問い合わせ

デジタルプロセス株式会社 VPSインフォメーションセンター
住所: 〒163-0716 東京都新宿区西新宿2-1-7(小田急第一生命ビル16階)
TEL:03-5909-0633

(VPSビジネス部 高橋)

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