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DIPROニュース

2017

2月号

2017.02.10

機械設計の3次元化及び活用事例セミナーのご報告

去る12月9日(金)、太田ナウリゾートホテルにおいて「機械設計の3次元化及び活用事例セミナー」を開催いたしました。2015年4月に大宮オフィスを開所して以降、2回目の地域密着型セミナーですが、定員を上回るお客様にお越しいただき大変盛況なセミナーとなりました。ご多忙の中ご来場いただきましたお客様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

今回は、“機械設計の3次元化”に向け実際に取り組みを開始されている富士重工業株式会社様、スタンレー電気株式会社様の事例講演をいただき、弊社からは“データ衝”に基づいた3次元情報の活用手法についてのご紹介をさせていただきました。

富士重工業様における製造設備設計の3D化について

富士重工業株式会社 工機部治具設備課 主任 鈴木 耕太朗 様

富士重工業株式会社の鈴木様より、製造設備設計の3D化に向けた活動についてご紹介いただきました。設備内製部門とは言え、外部との競争にさらされる厳しい中、主にQCDの優位を保つために3次元CAD「iCAD SX」選定に至った経緯をお話しいただきました。講演の後半は経緯だけでなく、予想しなかった効果の実例や機能改善要望など、iCAD SX推進の思いをお話しいただきました。聴講されたお客様からは「3次元データにより作業性向上する実例が大変参考になった」との意見を多くいただきました。

機械装置の開発に求められる3次元CADとは

iCAD株式会社 拡販部 シニア・アーキテクト 廣田 伸

iCAD株式会社の廣田より、機械装置・生産設備設計に特化した3次元CAD「iCAD SX」をご紹介いたしました。昨今、メカ設計だけでなく、電気/制御データとの連携についてご相談を多く頂いております。現在iCAD SXで実装している制御プログラムとの連携のご紹介とともに、取引先同士の3次元データ共有環境整備の重要性についてご説明いたしました。

生産設備開発時の現場対応工数ゼロに向けた3次元CAD活用と
その取り組み

スタンレー電気株式会社 生産技術センター 設備開発一課 係責長 木村 雅和 様

スタンレー電気株式会社の木村様より、iCAD SXによる生産設備開発時の現場対応工数ゼロに向けた取り組みについてご紹介いただきました。生産技術センターの課題と既存他社3次元CADの問題点を考慮しiCAD SXを選択した経緯に始まり、展開、習熟までの生々しいお話をいただきました。さらには適用事例や「なぜできたのか?」振り返りの内容、今後の進化について等、活発にiCAD SXを活用いただいている状況をご紹介いただきました。聴講されたお客様からはiCAD SXの操作向上を目的としたスキルチェックの実例が、大変参考になったとのご意見がありました。

工程設計業務における3次元データ活用ソリューション
~立上げ支援サービスの紹介~

デジタルプロセス株式会社 プロダクションエンジニアリング部 部長 温井 勝彦

弊社プロダクションエンジニアリング部の温井より、工程設計業務における3次元データ活用ソリューションについてご紹介いたしました。生産準備領域の業務の流れに沿って生産準備ツールVPS/GP4についてご説明し、弊社がご提供する立上げ支援サービスをご紹介しました。また、お客様事例として、3次元データを活用した工程設計業務の効率化、品質向上への取り組みについてご紹介いたしました。

セミナー終了後、ご講演いただいた富士重工業様、スタンレー電気様のみならず、ご来場いただきましたお客様も交えて名刺交換されるなど、活発な情報交換の場となりました。また、今回のセミナーではデモブース(iCAD SX、VPS、GP4、NX、VridgeR)を設置し、多くの方にお立ち寄りいただきました。お客様にご記入いただいたアンケートでは、具体的な取り組みや効果を交えた事例講演の内容はもちろんのこと、地域密着型の太田で開催したことについても、大変好評いただきましたので、これからもこのような地域密着型のセミナーを企画させていただく所存です。今後とも弊社をお引き立ていただけますようお願い申し上げます。

(営業部 川道)

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