今秋も11月に「VPS事例セミナー(GP4含む)」を開催いたしました。ご来場いただいた皆様方には厚くお礼申し上げます。
30回目となる今回は、11月17日に東京、11月21日に名古屋、そしてお客様からの強いご要望をいただき、11月28日に大阪会場と3会場に渡ってのセミナーを開催いたしました。3会場ともに、多くのお客様に足をお運びいただきました。
事例講演では、株式会SCREENグラフィックソリューションズ様、株式会社やまびこ様、パナソニック株式会社様にご講演いただき、どの講演も熱心に耳を傾けられるお客様の姿が大変印象的でした。
組立手順書作成のワークフローを軸に、現場部門が主導でどのようにVPSの運用立上げを実施されたのか、大規模モデルにおける運用の工夫点なども交えてご講演いただきました。
聴講されたお客様からは「多方面の部署の方とのすり合わせから交渉まで、とても大変だったと思いました。生産準備段階を前倒しし、かつ現場視点での組立手順書の標準化等、とても参考になりました。VPSを使用する事によるメリットとアウトプットがより鮮明になりました。」、「BOMとVPS連携の困りごとなど、弊社と同じ悩みを自力で解決されたところに感銘を受けました。」、「CAD、BOMの連携や自動化ツールの作成等、苦労された点が良くわかりました。特にCADから手順書への落し込みは、各社とも同じ問題を抱えていると感じました。」など各社共通の悩み・問題点を抱えている点への共感や課題解決へ向けてのヒントが得られたとの感想が寄せられました。
新製品の開発プロセスにおいて、VPSを活用したデジタル生産準備(仮想検証、作業基準書作成)の事例と、第二ステップとしてのGP4検証と今後の展望についてご講演いただきました。
お客様からは「VPS導入に専任者を担当させる進め方が参考になりました。また、導入までの決定が早い点をすばらしいと思います。自分の会社でもみならいたいと思います。」、「ストーリーもしっかりしていて、大変理解しやすいプレゼンでした。約半年で成果に結びつける等、スピード感を持って取り組まれていることが伺えました。進め方については、1つのベストプラクティスとして非常に参考になると思いました。」、「同じ生産技術として、生産に近い下流で原価低減を取り組んだとしても、効果は限定的ということを聞き、まさにその通りだと思った。生産をスムーズに行うには、設計を巻き込み、VPSを活用することによって、現場へのリリースも早くなると感じた。また、現場のレイアウト変更などはGP4による検討がかなり有効的であると思った」など、多くのお客様より短期間での導入効果への驚きと今後への参考にしたいとの感想をいただきました。
工場レイアウト検証において、GP4を活用した取組みの事例紹介と、実際の工場をレーザーでスキャンして得た点群データをシームレスに活用させ、モデル時間短縮と精度向上の実現を目指す事例をご講演いただきました。
「GP4と点群データの融合は、更なる将来性を感じました。点群データを使う事は、現状よりも更に理解度が増すと思いました。」、「GP4の活用事例に対して、点群処理が出来ることを初めて知り、見識が広がった」、「先進的な事例紹介で驚きました。空間も含めた完全に近いシミュレーションができ、第三者にも理解できるツールがある事がわかりました」など、先進的な取組み事例に対し大変興味深かったといった感想を多くいただきました。
VPS・GP4を含め、計12製品のデモ展示を行いました。ご興味を持たれたお客様からの訪問のご依頼や、終了時刻の間際まで熱心にご質問をいただくなどご好評をいただきました。
今後も私どもは、お客様とより近い距離でご意見・ご要望を吸収し、皆様のご期待にそえる魅力あるソリューション『VPS』をご提供してまいります。
デジタルプロセス株式会社 VPSインフォメーションセンター 前田、渡辺、内藤
E-Mail: plm-vps-info@ml.css.fujitsu.com
TEL: 03-5909-0633
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