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DIPROニュース

2008

5月号

2008.05.10

Go 2008 Asia Pacific Channel Conference 参加報告

会場の様子
会場の様子

去る2月25日から28日にかけて中国海南島で開催されたSiemens社のAsia Pacific地区販売代理店向け最新技術セールス・技術トレーニングを行う"Go 2008 Asia Pacific Channel Conference"に参加してきました。

このカンファレンスには、昨年から始まった大規模な催しで、日本、中国、韓国、インドをはじめとしたアジア各国から700名あまりが参加しています。そして、各国の技術者向けに、NX、Teamcenter、Tecnomatix、Solid Edge、VelocityシリーズなどSiemens社全PLM製品についてそれぞれ最新技術をトレーニングする個別トラックが設けられています。弊社も本年後半にリリースが予定されている次期バージョンNX6や、現在お客様の関心が非常に高まっているTeamcenterを中心としたトラックに出席して技術習得を行ってきました。

初日は、参加者が一堂に会しての2008年度キックオフで始まりました。日本からの参加が70名程度であるのに対し、中国からの参加が全体の約70%を占めており、中国のお客様のこの分野に対する投資意欲の高まりと、そのボリュームを考えさせられる雰囲気でもありました。

翌日以降は、個別トラックでの技術習得に移りました。注目した内容の一つに、Siemens社とMicrosoft社の協調の成果として、MS OfficeとTeamcenterとの連携が格段に機能強化されてきたことが挙げられます。例えば、Excelで修正した属性が瞬時にTeamcenterに反映されるなど、使い勝手の向上には驚かされました。

この他にも今後重要性が増すと考えられるBOM構成ツリーとCAD構成ツリーのリレーションをサポートする機能の登場など、今後の適用範囲の拡大を期待できる新機能に触れることができました。

Teamcenterへのリアルタイムな反映
Teamcenterへのリアルタイムな反映

BOM構成ツリーとCAD構成ツリーのリレーション
BOM構成ツリーとCAD構成ツリーのリレーション

弊社では、こうした機会を通じて蓄積した知識や技術とお客様支援を通じて培った業務適用ノウハウを組み合わせ、お客様にとってより価値のあるご提案ができるよう努力してまいりますので、ご期待くださるようお願いいたします。

(エンジニアリングサービス部 次長SE 小林 信男)

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