6月1日の名古屋を皮切りに、東京、大阪の3会場において、「iCADフォーラム2011」を開催いたしました。東日本大震災の影響で開催が危ぶまれましたが、こういった時だからこそ、日本のものづくりに携わる製造業の皆様を勇気づけたいという思いで、開催を決定いたしました。当日は3会場共、満席に近いお客様にお越しいただき、大変熱気あふれるフォーラムとなりました。開催に際しご協力いただいた皆様、ご来場いただいたお客様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
今回ご講演いただいたお客様には、3次元設計だけではなく、動作タイミング検証、ハーネス・配管設計から後工程での3次元データの活用まで、大変先進的な事例をご紹介いただきました。
東芝エレベータ様には、3次元設計を定着させるための施策と効果、海外開発拠点への展開についてご紹介いただき、特殊設計の度合いが高いほど3次元設計の効果が大きいといったお話をしていただきました。今後は、設計・製造だけでなく、営業・据付・保守の各部門でも3次元データを活用することで、各工程での業務効率化・高度化を目指す取り組みについてご紹介いただきました。
エンシュウ様は、3次元設計を推進することで設計現場の業務改革に継続的に取り組まれておりますが、今回は、配管設計ソフト導入に伴う作業の流れと効果についてご紹介いただきました。3次元での配管設計により、現合作業を廃止し、配管組立作業のリードタイム短縮を実現した取り組みについてお話いただきました。
芝浦メカトロニクス様には、iCADの選定経緯について過去のご講演内容からの抜粋と、3次元適用拡大による業務効率化の取り組みということで、ハーネス設計・同期モーション機能・組立支援ツールの検証結果についてご紹介いただきました。特に組立支援ツールについては、設計工数・組立工数の大幅削減を実現したことで、今後の組立作業を変える潜在力を実感したといったお話をいただきました。
ここに、お客様からお寄せいただいた貴重なご意見の一部をご紹介させていただきます。
このような過分なお褒めの言葉を頂戴できましたこと、ご講演いただきました講師の皆様に深く感謝を申し上げます。
この時期の開催に、多くのお客様にご来場いただけるのか、当日まで不安がありましたが、今では開催して本当に良かったと胸をなでおろしております。改めてご来場いただいた多数のお客様に心より厚く御礼を申し上げます。
今後ともお客様のご期待にお応えできるようiCADを機械設計におけるグローバルなデファクトスタンダードにすべく、より一層の努力をしてまいります。引き続きiCADをご愛顧いただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
(iCAD株式会社 課長 平井)
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