去る平成24年7月6日(金)、アクロス福岡にて、「第21回 経営に貢献するCAEセミナー」を開催いたしました(主催CAESEKI.com(カイセキドットコム)後援 福岡県工業技術センター、九州デジタルエンジニアリング研究会)。今回初の九州(福岡市)での開催となり、地元九州の製造業を中心に、造船、自動車、電機、住設機器など幅広い業種から参加をいただきました。
TOTO株式会社 田端様より「TOTOの海外事業展開」と題し、海外事業のこれまでの歩みと米国、中国その他拠点ごとの事業活動をご紹介いただきました。後半ではCAEを使った衛生陶器の商品開発や型開発についての事例をご紹介いただきました。
株式会社本田技術研究所 内田様より「設計力強化のためのCAE活用と3Dデータ標準化」と題し、設計者自身によるCAE活用とその事例、設計の初期段階におけるCAD、CAM、CAEの活用とデータ標準化の推進による一貫したプロセスをご講演いただきました。
広島大学の岡澤様より「問題設定解決型ものづくり教育」と題し、ペーパーバイクプロジェクトや鳥人間コンテストを例に、CAEによる性能評価を含めた、ものづくりの全プロセスを経験させる人材育成についてご講演いただきました。
三菱重工業株式会社の平木様より「造船モノづくりを支える高度技術」と題し、自社開発の造船用CADの機能紹介から、それらを活用したモノづくりの改善事例をご紹介いただきました。
光洋サーモシステム株式会社の藤山様より「売り上げに貢献できるCAEのしくみと成果」と題し、CAEの取り組みや成果、それを社内で認知されるまでの苦労話などをご講演いただきました。
最後に富士通株式会社より、昨年末にサービスを開始しました解析シミュレーションのクラウドサービス「TC(Technical Computing)クラウド」のご紹介をさせていただきました。
講演終了後の懇親会では、講演者の方々を中心に打ち解けた雰囲気の中で交流を深められ、貴重な情報交換の場としてお役立ていただけたのではと思います。
お客様からいただいたアンケートでは、「さまざまな分野におけるCAE活用事例が聞けて大変参考になった。」という感想が多く、また今後の九州開催に期待する声もございました。ご期待に沿える魅力あるセミナーになるよう取り組んで参りますので、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
最後に、ご多忙の中、ご来場いただきましたお客様に厚く御礼申し上げます。
(デジタルコンテンツサービス部 宇梶)
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