新年明けましておめでとうございます。
経済の先行き不透明感や不安定感が続く中、将来を見据えた新たな取り組みなどにより、仕事の内容や業務手順・プロセスも多様化、複雑化してきています。特に昨今の国内外との分業・協業の拡大、電子化シフトとメカ・エレキの融合、デジタル化の拡大なども要因となり、プロセス整備の必要性が益々高まっているのではないでしょうか。
このような状況下、当部ではデジタル開発の基本としてデータを衝とした仕事の進め方を追求し、お客様ニーズや変化に対応したエンジニアリングサービスで皆様のお役に立ちたいと思っています。このため、社内のみならず国内外含めた業務連携・協業の仕組み・プロセス作りや、それらに対応したデータの整備・活用・流通・管理など、データを衝としたサービスを益々充実させて行く予定にしています。また、従来のエンジニアリングツールの導入、保守・運用サービスも、インフラ含めたシステム全体として効率的にサポートできるようにし、3次元化によるデジタル業務の拡大をご支援いたします。
理念であるモノづくりとITの融合、データを衝としたエンジニアリングサービスを基本に、今年はモノづくり経験者とIT経験者の強みをさらにレベルアップすべく、技術力の向上と海外含めたサービス内容の拡充を図り、お客様に信頼されるエンジニアリングサービスを目指して取り組んでまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(常務取締役 堀)
新年おめでとうございます。
弊部は、自動車会社を中心としたお客様に、CAD・PDM関係のヘルプデスクや適用推進などのサポートサービスをご提供させていただいております。また、アプリケーションプログラムの保守運用も合わせて、サービスアウトソーシングという形態でのご提供もさせていただいており、お客様の情報システム部門や設計開発部門に常駐させていただいていることが特徴です。そして昨年はITILに準拠した標準化・効率化を推進し、サポートの質の向上に取り組み、お客様からも高い評価をいただくことができました。本年もこの取り組みを継続して参りたいと考えております。
また、お客様におかれましては、関連する部品サプライヤー様も含めて、開発業務の海外シフトを加速されており、各国にある開発拠点が各国の部品サプライヤー様と連携して開発を行うという新たな仕事のやり方も増えており、それを支えるCAD・PDMシステムも日々進化しております。
この流れの中で仕事をさせていただいている私達は、お客様の現状のご期待に応えるだけでなく、お客様の中期的な取り組みにもお応えしていくことが使命であると昨年の抱負に書かせていただきましたが、本年はそれをより具体的な取り組みとしてご提供していく年と考えております。
お客様にご満足いただけるサポートサービスをご提供できるよう、メンバー全員が力を合わせ、最善を尽くして参ります。どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
(理事 笠井)
~更なる飛躍へのご支援を~
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は自動車を始めとした製造業などにおいて、「製品開発への解析シミュレーション活用」、「日本国内外での設計検討および次工程用3次元形状モデリング」、「設計3次元形状データの生産準備工程のデジタル化への活用」などの分野でご支援をさせていただいたと共に、大変なご愛顧をいただいたことに深く御礼申し上げます。
皆様におかれましては、変化の激しい環境下において、新製品開発に向けた新技術開発、製品の品質向上、コスト低減、さらには海外対応といったさまざまなテーマに、日々効率的に取り組まれていると思います。その際、「解析シミュレーションを活用して技術開発を加速したい」、「海外展開に向けて設計やモノづくり技術ノウハウを見える化し横展開したい」、「設計3次元形状データを活用して生産準備部門のデジタル化を進め、より生産準備期間を短縮したい」「もっとITツールを活用し製品開発/生産準備全体のQ、C、Dを向上させたい」などの想いがあるかと思います。
私共デジタルコンテンツサービス部はこれまで皆様により育まれた10年以上の経験とノウハウに基づき、製品の開発から生産工程全般に、ITツールを最適な形態でご活用できるようなサービスをご用意し、皆様の想いの実現に向けたご支援をさせていただいております。どうぞ、お気軽にお声をおかけください。
本年が皆様にとって更なる飛躍の年となるよう、私どもスタッフ一同が一丸となりご支援させていただきます。本年も旧年以上のご愛顧をお願い申し上げます。
(理事 稲荷)
新年明けましておめでとうございます。
技術ソリューション部は、CAD、Viewer、PDM、部品表(BOM)というエンジニアリング部門の基幹ソフトを対象として、パッケージソフトと受託ソフトの開発とご提供、現場での運用支援を行なっています。お客様も、自動車、電機、重工、機械、プラント、航空機と、幅広い業種に渡っています。
これらの中で昨年は、PDMとBOMにおける受託ソフトの開発と適用・運用支援が2011年に引き続き大きく増大しました。これにはさまざまな要因がありますが、①3次元CAD中心のプロセスに完全に移行したことによる旧システムの再構築、②グローバル化にともなう設計・製造拠点の拡大や海外との連携強化に伴って、PDM・BOM という基幹システムを見直す動きが加速していること、などが代表的です。今年も引き続きお客様の業務改革の一助となるべく、邁進したいと思います。
また昨年は、DIPROの独自パッケージであるVridgeRの大幅機能拡張版であるVersion 4を開発しました。性能が従来比10倍にアップし、形状だけでなくエンジニアが知りたい形状特徴(穴、反転面など)を可視化するのがポイントです。1月末に正式リリース予定であり、従来のViewerの概念を超えた新たなパッケージにご期待いただきたいと思います。
ソリューションは「課題の解決」という意味です。パッケージにシステム構築、サービスを加え、お客様業務でのユースケースを想定しながらITの価値をご提案していくのが使命です。今年もよろしくお願いします。
(取締役 湯浅)
新年おめでとうございます。
VPSは、実機の代わりに3次元デジタルデータを活用し、組立生産準備における製品レビューから製造指示に至る業務プロセスを一貫支援し、モノづくりのQCD向上に貢献するパッケージソフトです。
モノづくり業界においてはさらなるコストダウンのため海外生産シフトが進んでいますが、QCD向上の観点から“設計は3次元化が進んでいるが生産技術部門で3次元化が進んでいない”との悩みが、弊社セミナーアンケートにおいてもここ2年連続で断トツでした。“設計も当初は3次元モデリングのハードルが高く進まなかった。生産準備も生産プロセスの3次元化のハードルが高いに違いない。”このことに着目し、VPSは先陣切ってこの2年間、3次元化が進むための操作性向上に取り組みました。
一昨年は組立プロセスの3次元化(組立アニメーション)の一括作成に取り組み、昨年はこれに加え、3次元製品形状から組立手順の一括作成を実現すると同時に、人手による組立手順や組立アニメーションの編集操作を強化し、従来1週間掛かっていた組立手順書が3時間以内で作成できる新VPS(V15L13)を昨年秋プレスリリースしました。さらにこの強化をより多くのお客様にご利用していただけるよう、DMU+MFGの標準価格を650万円から400万円に価格改定し、今回強化した組立動画作成機能を特化版として98万円で販売開始しました。
今年はこの新VPSを弾みに、これまでのお客様先でのさらなるデジタル生産準備の浸透、またこれまでデジタル生産準備に踏み込むことを躊躇されていたお客様先での利用促進につとめ、さらなる操作性向上とお客様業務の向上に直結する開発に鋭意取り組んでいく所存です。製造業のお客様と共に製造業を支えるソフトとしてグローバルデファクトスタンダードを目指し取り組んで参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
(理事 山田)
近年、新たな成長分野として医療が注目されています。DIPROでは約20年前から医療(歯科用CAD/CAM)分野に進出しており、これまでに世界16カ国、延べ約80万人の虫歯治療にセラミックやジルコニアのクラウン、ブリッジを作って参りました。
ジルコニアなど新材料を用いたクラウンを人手で作ることは難しく、現在ほぼ100%が歯科用CAD/CAMシステムを用いて作られています。しかし、ジルコニアなどは高価な自費診療用途であり、大多数を占める保険治療(ロストワックス法による金銀パラ鋳造冠)ではCAD/CAMはほとんど使われていませんでした。理由は、歯科用CAD/CAMシステムが高額であり、単価の安い保険治療に使うとペイしないこと。また、日本国内だけでも年間約3千万歯もの需要があり、これに対応できる高速な加工装置がなかったことなどが挙げられます。
そこで“モノづくり”のDIPROの強みを活かし、大半を占める保険治療に使い得る、低価格、高速加工のできる加工機「WAXY」を開発いたしました。ワックス歯型の切削(=超軽切削)に着目し、構造の簡素化が図れるパラレルリンクというユニークな機構を採用することにより、歯科治療に必要な精度を保ち、高速、小型軽量、かつ低価格を実現することができました。従来の加工機とは全く異なる仕組み、構成のため、開発にはNXやiCADなどの弊社CADシステムをフル活用し、さらに強度、剛性を確保すべく徹底したFEM解析を行いました。さらにMATLAB/Simulinkで制御系のシミュレーションを行い開発の効率化を図りました。
このWAXYは昨年秋の発売以来、歯科関係者の間で大変注目されています。今年は海外展開すべく、ドイツのケルンで開かれる世界最大のデンタルショー(IDS2013:3/12~16)にWAXYを出展する予定です。また、今年1/18(金)に名古屋で開催するDIPRO新春セミナーでも展示します。ユニークな動きとF3000の高速切削の様子、軽量かつ設置面積A3サイズという小型化を実現したWAXY本体を是非ともご覧下さい。
(デンタル事業室 室長 藤原)
明けましておめでとうございます。AE=Automotive Electronicsという名の下にAEビジネス室を立ち上げて2年以上が経過しました。AEビジネス室は今後ますます加速するクルマの電子化の動きに沿って、従来のDIPROになかった新しいビジネスを推進する部隊であり、2012年は以下の3つの活動を行ってきました。
■ ISO26262に準拠したプロセス改革コンサルテーション
車載電子機器の機能安全規格であるISO26262が正式制定されて1年が経過しました。DIPROでは設計の実務経験をもちISO26262のアセッサー資格を有するコンサルタントを中心に、お客様へのコンサルテーション活動を行っております。
■ MBD(Model Based Design)
メカトロニクス機器における制御ソフトと制御対象の全体系を数式を中心としたモデルで記述し、解析・検討を行って設計を進めるのがMBDです。DIPROではメカCADをサポートしてきたノウハウの蓄積を生かし、CADと制御の連成系をシミュレーションすることや、制御対象の数式モデル開発をお客様と一緒に行っております。また2012年7月には、この分野での経験が豊富なAZAPA社と業務提携し、両社が協調したビジネスも推進しております。
■ 電子系設計の業務支援
エンジニアリング分野における業務経験を生かし、お客様の電子系設計業務をサポートしております。
2013年も引き続きこの3つの活動を続けるとともに、電子化関連の新たな領域にチャレンジして参ります。今年もよろしくお願いします。
(取締役 湯浅)
明けましておめでとうございます。
営業部は昨年に引き続き、今年もお客様に信頼される営業マンを目指し「セールスマンの身体能力」の強化活動を継続して参ります。
☆「セールスマンの身体能力」
さて、今年は昨年末の政権交代に伴い、円安、株高などデフレ脱却への光明が見え始め、いくばくかの希望が持てる年になりそうです。また、国内の困難な現実(少子高齢化、不況/デフレ、高い失業率、1,100兆円の借金・・・)、国外でのビジネス競争の激化、隣国との領土問題と内憂外患は変わっておりませんが、昨年はあまりにもビジネス的に酷な環境の年だったので、「今年の方がいいだろう」と淡い期待を持ちたくなります。
ということで、営業部は鍛えた「セールスの身体能力」を持って、お客様のIT化に苦楽を伴にしたいと思っておりますので、本年もご愛顧とご厚情のほどよろしくお願い申し上げます。
(取締役 菅原)
昨年は、アメリカ、中国、ロシアなど世界の多くの国で政治を中心とした代表トップの交代や新たな公約による継続など、国家の活性化と世代交代が進められた年でもありました。これらの国家レベルのトップ交代により、経済にどう良い影響を与えるかは未知数ですが、多くの人が良い方向に変革することを期待していると思います。日本においても領土問題、震災復興促進、原発対応など多くの課題を残しながら政権交代による新たな船出がなされた年でもありました。
DIPRO名古屋事業所においては、今年で11期目を迎えるに際し昨年から「次の10年に向けて」をテーマに活動しております。特に今年は3~5年先を見据えた中期事業計画を本格的に実行する最初の年でもあり、「チャレンジ555」をスローガンにお客様からより一層信頼されるベストパートナーを目指し、今年の干支である巳のように地べたをはいずりながら一歩ずつ地道に実績を積み重ねていく所存です。また、ノウハウの継承を進めながら世代交代を図り強固なビジネス基盤の構築、本格化するグローバル化と急激な変化へ柔軟に対応できる組織基盤、人材育成などに重点をおいて参ります。
製造業を取り巻く環境はまだまだ厳しい状況ではありますが、経営に貢献できるご提案や業務効果の高いソリューションのご提供など進化したITモノづくりに積極的に取り組み、皆様の業務のお役に立てるよう努力して参りますので一層のご愛顧を賜りますようお願いいたします。
今年も恒例の「新春デジタルプロセスセミナー in Nagoya 2013」を1月18日に開催いたします。今年は、「モノづくりの技術と情熱で未来を切り開く」をテーマに基調講演には、本セミナーでは初めての女性講師としてオリンピックメダリストの武田 美保様にご登壇いただきます。また、お客様事例講演も過去最大の4つの先端事例をお話しいただくなど、これまで以上に盛り沢山な内容になっています。本セミナーを通じて、これからのモノづくりを支えていかれる次世代の方々が明るい未来に向かっていくための一助となり、皆様がより元気になれる場となるよう社員一同取り組んで参りますので、ご多忙の折とは存じますが是非とも会場まで足を運んでいただければ幸いです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(取締役 川見)
新年を迎えるにあたり、昨年を振返りながら今年の抱負を述べたいと思います。
昨年5月に最新バージョンiCAD V7L2を発表いたしました。今回はiCADが持つ世界最速CADエンジンの処理速度を約2倍に向上させることにより、大規模データによる設計検討・検証をさらに迅速に行えるようになりました。また、データの複製や出力を抑制するセキュリティ技術の開発を新たに行い、情報漏えいリスクによる設計情報の欠如を防ぎ、海外など他の拠点へ素早く展開・共有することが可能となりました。お蔭様でiCAD V7は提供開始以来、機械装置設計者の方々からご好評をいただいており、昨年開催しましたiCADフォーラム 21st、22ndでは、延べ1,900名にもおよぶお客様にご参加いただきました。皆様のiCADに対する大きな期待を感じると共に、その期待を裏切らないよう製品を提供していく責任も強く感じました。
一方、2年前に踏み出したグローバル化を着実に進める年でもありました。世界トップの研究者を要する英国の大学と定期的な技術討議を開始、ここでは若手技術者が慣れない英語の中で議論に喰らいつこうと必死になって取り組み、自分達の考え方をぶつけ討議することで大きく成長することができました。また、カナダで行われた国際会議CAD’12に初めてiCADを出展し、技術発表を行いました。デモや発表を聞いた出席者から、「iCADの超高速技術はすばらしい」と称賛の声をいただきました。これらの声に甘んじることなく、これからも国の垣根を越え、世界トップの技術や現場に積極的に飛び込むことで、世界で通用する人財の育成および製品の開発に取り組む所存です。
最後に、製造業を取り巻く環境は、新興国市場の成長、国際分業の進展、激化するグローバル競争など、大きな構造変化にさらされています。そのなかで、iCADはソフトウェアであっても工業製品として当たり前の品質を地道に追及し、高品質なソフトウェア開発を極めていきます。そして、世界が驚愕するような製品開発により、日々進化するモノづくり日本を支える設計者のための道具を目指します。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(iCAD株式会社)
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