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DIPROニュース

2013

8月号

2013.08.10

第23回 経営に貢献するCAEセミナー開催ご報告

去る平成25年7月12日(金)、東京工業大学(大岡山キャンパス)西9号館ディジタル多目的ホールにて、「第23回経営に貢献するCAEセミナー」を開催いたしました。(主催CAESEKI.com(カイセキドットコム))。連日猛暑が続く中でしたが、約1年半ぶりの東京開催ということもあり、多くのお客様にご来場いただきました。

ご講演では、日産自動車株式会社 荒木様より「日産自動車のCAE適用の現状・動向とCAE体制の海外展開」と題しまして、車両開発プロセスV3PでのCAEの位置づけやフルビークルCAEによる車両開発の推進の現状・動向と海外リソースの活用やビックデータ活用によるイノベーション等についてご講演いただきました。

株式会社豊田中央研究所 水野様より「CAEの過去・現在・未来」と題しまして、解くべき現象から数理モデル、近似解、設計提案にいたるアプローチの各段階での課題、自動車分野における最先端のCAE適用事例のご紹介、シミュレーション・CAEの課題と今後についてご講演いただきました。

光洋サーモシステム株式会社の藤山様より「売り上げに貢献できるCAEのしくみと成果」と題しまして、CAEの取り組みや成果、それを社内で認知されるまでの苦労話、経営層・管理層・実務層別に異なる成果のアピールの具体例、等をご講演いただきました。

東京大学大学院 吉村様より、「実機丸ごとCAE解析がもたらす「ものづくり革新」」と題しまして、産学協同研究の成果であるADVENTUREシステムを中心に理論、アルゴリズム、実装、可視化についての解説や日本機械学会計算力学(CAE)技術者認定事業の状況についてご講演いただきました。

講演終了後、懇親会を行い、例年通り多くのお客様に参加いただきました。講演者の方々を中心にご参加いただいた皆様により、打ち解けた雰囲気の中で交流を深めていただき、業種を超えて、貴重な情報交換の場として役立てていただきました。

お客様からいただいたアンケートでは、「スケールの大きい話や、アカデミックな話まで幅広い話題に富んでおり、充実した内容でした」「たいへん多岐に亘る講演を聞くことができ、非常に有意義かつ勉強になりました」といろいろな分野の講演を聞けて良かったというコメントを多くいただきました。

これからも皆様からのご要望を反映し、ご期待に沿える魅力あるセミナーになるよう誠心誠意取り組んで参りますので、引き続きご支援をよろしくお願いします。

なお、今年はこの後も11月1日(仙台)、22日(大阪)と2回のセミナーを企画しております。それぞれ詳細が決まり次第、WEBなどでご案内させていただきますので、よろしくお願いいたします。

最後にご多忙の中、ご来場いただきましたお客様に厚く御礼申し上げます。

(WEBサイト CAESEKI.com もご参照ください。)

(デジタルコンテンツサービス部 宇梶)

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