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DIPROニュース

2013

12月号

2013.12.10

2013国際ロボット展 出展報告

ロボット業界におけるIOC Express(以下、IOC)の認知度向上やロボットメーカーとの交流を狙い、2013国際ロボット展にORiN協議会の一員として出展しました。

ORiNはパソコンのアプリケーションから、異メーカー・新旧のロボット、PLCやNC工作機械などの制御装置の情報に統一的な方法でアクセスするための標準仕様で、ORiNの普及、維持および発展を目的に日本ロボット工業会の技術部にORiN協議会が設置されています。

イベント概要

国際ロボット展は隔年開催されている世界最大のロボット見本市です。今年は11/6(水)~11/9(土)の4日間、東京ビッグサイトで開催され、334社・団体の出展があり、4日間合計の来場者数は103,804人と、日本国内だけでなく北欧、東南アジアなど海外からも多数の来場がありました。

出展ブースの様子

図1 ORiN協議会ブース
図1 ORiN協議会ブース
図2 ロボットのデモ展示
図2 ロボットのデモ展示

株式会社デンソーウェーブ様、川崎重工業株式会社様、株式会社安川電機様、ヤマハ発動機株式会社様のご協力を得て、各メーカー様のロボットを1台ずつ、計4台のロボットを同時に制御するデモを展示しました。

デモの制作にIOCを活用し、メーカー様との意識合わせや動きの検討、ロボットの制御プログラム作成を効率的に行いました。特にVRC(Virtual Robot Simulator)が提供されているメーカー様については、実機と同じロボットプログラムで動きの検証が可能なため、現場で必要な作業も最小限で済みました。

展示ブースには国内外を問わず、さまざまな分野のお客様にお立ち寄りいただきました。IOCのようなツールの必要性を感じているお客様も多く、株式会社アドバンテスト様の導入事例を見てその効果に驚かれていました。

出展者である主要なロボットベンダーの方々と制御検証について会話することもできました。この機会を今後に生かすべく、更に多くのメーカーのロボットを同時に検証できる環境構築を目指したいと思います。

(VPSビジネス部 原 弦太郎)

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