商品開発にあたっては、お客様の要求を技術的な機能や性能に展開しそれらを実現するサブシステムの構成を検討したり、各サブシステムに機能性能を割り付ける検討が必要です。
この割付が適切にできて初めて詳細設計が可能になると考えられます。
システムズエンジニアリングのV字プロセスで表現した場合の下図領域の検討を上流設計と呼ぶことにします。
詳細設計は多くのお客様で標準化が図られているのに対して、上流設計では定型化標準化が不十分で成果の共有や再利用が難しいと考えられます。
そのため
ということが起こりがちです。
では何故ノウハウの共有や再利用が難しいのでしょうか。
それは設計検討経緯の整理について以下の対策が取られていますが、効果が不十分なためと考えられます。
製品システムの要求は異なる機能を持った複数のサブシステムにより実現しており、さらに各サブシステムの要求は複数のコンポーネントにより実現していると考えられます。
弊社は、このような階層構造を持ったシステムの上流設計の経緯の再整理記録と共有に、階層化QFDをご提案します。
階層化QFDでは巨大化しがちなQFD二元表を階層毎、構成要素毎に分割することで小さく見易くするとともに、システム要求がどのように末端部品の仕様に展開されていったか可視化でき、上流設計のノウハウの共有と再利用を促進します。
設計検討経緯を“階層化QFD”で整理することにより、上流設計のノウハウ共有と再利用が容易になり、開発効率の向上、不具合再発防止、技術伝承促進が図れると考えています。
階層化QFDの成果物の活用としては下表が考えられます。
目的や対象者に応じてシステム全体の概要理解から担当領域のノウハウ詳細の伝承や再利用が可能です。
弊社はお客様のニーズに合わせて下表のような3段階のサービスをご用意しています。
Step1では座学教育の実施とテキストとサンプルをご提供します。
Step2ではお客様が開発成果物に階層化QFDを適用される際のコンサルティングを行います。
Step3は電動システムに限り開発支援とその成果物への階層化QFDへの適用を並行実施します。ぜひ一度お問い合わせください。
【日時】6月19日~21日
【会場】東京ビッグサイト
【日時】10月2日~4日
【会場】インテックス大阪
【日時】12月11日~13日
【会場】マリンメッセ福岡
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