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DIPROニュース

2024

1月号

2024.01.10

役員・本部・グループ会社より新年のご挨拶

第一デジタルイノベーション本部・第二デジタルイノベーション本部・
エンジニアリングサービス本部・アライアンス推進室
執行役員常務 吉野 琢也

長いコロナ禍からの解放、戦争の終結、経済の底入れなど、期待の多い新年になったように思います。

周りを見渡すと、ネット社会の高度化やSNSの浸透、ボットや生成AIの影響もあり、計り知れないほどの情報が溢れかえっており、また同時にその情報の質や真偽については、極めて混濁した状況であることが、共通理解になってきたと感じます。其々の情報や解釈には一定の根拠となるものがあり、各々信憑性を持っているという事実が悩ましい点です。「すべては正しいが、部分的である」とは、インテグラル理論で知られる思想家・哲学者のケン・ウィルバーの言葉ですが、今という時代を如実に表していると思います。

情報オーバーロード(情報洪水)の状況下で、どういう情報をいつ、どうやって得るかが現代の重要なテーマと思えますが、事業というものが前提としての目的や方向性を持つ以上は、それに合った情報を探し、得て、それを峻別・判断して行動に移すことが厳格に求められます。先ずは、二次情報でなく一次情報を得る、情報が生まれた文脈や作り手の狙いを知る、或いは信頼できるメディアを試すなどが必要になりますが、それら情報に臨む私たち自身にも、澄んだ目や器の大きさ、混乱を乗り切る知恵が求められているように思います。

私たちデジタルプロセスは、ここまで、「日本のものづくりに貢献したい」という思いで地道に歩んでまいりました。お客様のものづくりのため、今必要な真なる情報は何か、それはどう得られ、どう活かすのかを考え、周囲に流されることなく、進むべき道を選び取っていきたいと考えています。当社を選んでくださったお客様に、「良かった、間違ってなかった」と感じていただけるように、真摯に課題に向き合い、歩みを進めていきたいと考えています。

本年の干支の話を上げれば、「辰の年は大きな変化が起こるとか、飛躍がある」などとも言われます。変化の荒波の中でも、安心して選ばれるパートナーであり続けられるように、弛まず精進していきたいと思います。

本年も、よろしくお願い申し上げます。

ビジネス本部・パッケージ事業本部・デンタルビジネス室長
執行役員常務 永嶋 寿人

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年はコロナも一段落し、経済活動が戻りつつありますが、世界情勢の影響を受けた資源高や円安等で企業のコスト面は上昇局面にあり、製造業の皆さまは、引き続き難しい課題解決に向き合う状況に変わりないかと存じます。

コストアップや人材不足を乗り越えるには、生産性の向上が必要ですが、その処方箋がIT活用(DX)かと存じます。当社はお客様の設計・生技部門向けに以下をご提供しております。

  • お客様の課題(現状)の優先度に沿ったIT(DX)化のステップをご提案致します。
  • お客様の現場(業務)で鍛えられた当社製ソフトと、著名ソフトのベストマッチをご提供致します。
  • お客様と共有した目標(効果刈り取り)を実現するまで、結果責任を負います。

当社は長年、様々なお客様の現場と向き合い、課題を共有し、共に解決して参りました。その経験で培ったノウハウやスキルを製造業全てのお客様にご提供しております。

製造業の現場の方々は、常に新たな困難と向き合って、実力と付加価値を高めて来られました。当社のご提案とソリューションを是非お聞き頂き、当社を御社のパートナーにして頂きたいです。 今年も当社を何卒宜しくお願い申し上げます。

ビジネス本部
本部長 仙敷 昭喜

旧年中はひとかたならぬご厚情を頂きありがとうございます。

世の中を取り巻く経済状況ですが、景気回復は続くが、コロナ禍明け後の需要回復が一巡する中で、ペースは緩やかにとどまるとも言われております。

特に、幅広い業種で人手不足が深刻化しつつあり、より一層デジタル技術によって業務やビジネスモデルを変革していく必要性にも迫られていると感じております。

当本部として、専門特化領域(CAD / CAM / CAE / DMU / PLM)に蓄積された技術ノウハウを加えて技術営業集団として今年度も皆様に寄り添って、取り巻く課題解決の一助となるべく、ご提案活動を邁進して参ります。

上記活動に加えて、デジタルマーケティングを活用し、より多くの情報発信などにも努めて参ります。また、ニューノーマル時代を迎えて、昨年に引き続き、電子契約等も加速して参りますのでご理解をいただければと思います。

当本部としては、製造業とデジタルを橋渡しする最前線を担い、ビジネスが変容している中で、常に皆様と寄り添える存在であり、かつスピード感を持って、課題解決のお力になりたいと考えております。

本年も変わらぬご愛顧のほどをよろしくお願い申し上げます。

パッケージ事業本部
本部長 根本 昭二

原油価格の高騰、半導体不足、新型コロナウイルスによるサプライチェーンの混乱、ウクライナ侵攻の長期化など、先行き不透明な状況が続く中、製造業のお客様におかれましても、大変なご苦労をされている状況かと思います。当本部では、製造業のお客様へパッケージソフトウェアを提供することを通じて、お客様の業務改革、更なる企業価値創出の一助となり、結果として社会全体への貢献につながるように、スピード感を持って取り組んでまいります。

お陰様で、当本部のパッケージソフトウェアは多くのお客様に導入され、高い評価をいただいておりますこと、大変嬉しく思います。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
今年は以下のリリースなどを予定しています。ご期待ください。

  • VPS V15L26
    工程FMEA / QC工程表向け機能の強化、配置変更・ビュー操作の強化、GP4ラベル連携
  • VPS GP4 V11L27
    FBXファイルの読み込み、VPS GP4→Xphere連携の強化、作業者干渉チェックの強化
  • VPS IOC V20L22R1M0
    関節位置登録機能、関節ツリー表示の拡張(登録位置のツリー表示)、関節値グループ機能
  • Xphere V1.8
    扉の開閉、スライドなどの実物に近い動きをVR空間で再現する機能
    VR空間上にWindowsアプリケーション画面を表示し操作する機能
    対象物を識別しやすくする、対象物に付加されているラベル情報を表示する機能
    最新のVRヘッドマウントディスプレイ「Meta Quest3」をサポート

製造業のお客様のDXを実現するためには、私共の強みである3D技術を更に磨き、AIやXRなど新技術への挑戦を続け、それらをスピーディーにお客様にお届けする事が重要だと考えております。
取り組みを通じて、パッケージソフトウェアとして機能提供してまいります。ご期待ください。

本年も変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。

第一デジタルイノベーション本部
本部長 小嶋 正博

旧年中は格別なるご支援とご厚誼を賜り心より御礼申し上げます。

新春のご挨拶を申し上げますとともに、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。

昨年は新型コロナが5類に移行となり、通常のくらしへの回復も進んで参りましたが、世界情勢の不安定が長期化するなど、まだまだ景気回復には程遠い経済状況でした。そのような中WBCでの侍ジャパンの世界一奪還という活躍の中に、組織としての団結力、個人として愚直に準備実行する強さ、判断力の重要性など学ぶところも多くありました。

皆さまにおかれましては世界・日本経済が低迷する中、成長分野への変革や製品自体の更なる価値向上・コスト削減を求められていると存じます。その実現には日々誕生するデジタルテクノロジーでの効果を確認しつつ、並行してプロセス革新を斬新なアイデアで切り開く未知への挑戦となります。侍ジャパンの活躍のごとく組織・個人を意識しお客様皆さまとともに価値創出を実践して参ります。

今年は辰年、お客様にとって「登龍」のごとく上昇の年にするべく、本年もよろしくお願い申し上げます。

第二デジタルイノベーション本部
本部長 古林 茂雄

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

旧年中は大変お世話になり、本部員一同心より御礼申し上げます。

私共第二デジタルイノベーション本部は、TeamcenterやNXを中心としたSiemensソリューションをお客様に提供する本部として本年度発足致しました。また、昨年8月には多様化、高度化するお客様のニーズにより一層お応えすべく、富士通、ISIDとの協業を発表致しました。

昨年の日本経済はコロナ禍からの回復が進む一方、ロシアのウクライナ侵攻、円安等の影響を強く受け、ビジネスの現場でも難しい舵取りを迫られた1年となりました。

製造業のお客様におかれましては、急速に変化するビジネス環境に対応すべく、激動の1年を過ごされたのではと想像致します。

今年も多くの製造業のお客様が直面されると予想されるビジネス環境の変化にDXで如何に貢献できるかを私共の使命と認識し、邁進して参りたいと思います。

皆様におかれましても、より発展を遂げられ、素晴らしい1年となることを祈念しております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

エンジニアリングサービス本部
本部長 松本 正行

昨年は大変お世話になり、誠にありがとうございました。

エンジニアリングサービス本部では、衝突安全 / 振動・騒音性能検討や、型治工具設計製作支援 / 製品組立性検討などの開発~生産準備~生産まで幅広い領域のご支援を、現場を知っているエンジニアを中心にサービスをご提供させていただいております。

グローバルでは様々な業界で電動化・知能化の波が押し寄せており、今年もデジタル技術を活用した取り組みへの期待は更に大きくなっていくと思われます。一方でデジタルの特徴であり良さでもある、「間違えない」、「忘れない」、「繋がる」、「速い」等のメリットを十分に生かせていないという状況もよく伺います。打破する為にはデジタルとフィジカルの特徴を理解した上で、業務目線でロジックやプロセスを整理・構築する事が重要かと感じます。

その中で、我々は開発領域については開発上流におけるデジタル活用、生産領域についてはBOP等を中核とした生産技術DXについて重点的に取り組み、お客様からのご要望が高くなっている技術(データサイエンス、モデルベース開発、1D / 3D連成解析、工程検討、製造シミュレーション等)についてもタイムリーなご支援ができるように技術力 / 体制強化を進めていく所存です。

お客様にとってonly oneの存在になれるように個の力のレベルアップと組織力を向上させ、お客様のプロセス改革に寄与できるように活動していきたいと思います。昨年同様のお引き立てをよろしくお願いいたします。

管理本部
本部長 城所 竜也

昨年は格別なご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年を振り返りますと、コロナが昨年5月に感染法上の取り扱いが5類となったことで、市場に活気が戻り、それに合わせて各ビジネスも活況を呈してきました。

個人消費の伸び、輸出の増加、インバウンド需要の増加等は、経済状況がよくなってきた表れかと思われます。

弊社は昨年夏に、本社を神奈川県厚木市から川崎市へと移し、また大阪オフィスも移転しました。

従業員一同、新たな環境で、気持ちを新たにしてスタートしおります。

また、人事制度の改定を行い、各人がより専門性を高め、その職責をしっかり全うできる仕組みに変えております。合わせて、働き方改革やダイバーシティ等の推進を行い、従業員がアウトプットを出せる環境作りを進めてきています。

私ども管理本部としましては、お客様へ「質の高い製品・サービス」を提供し、その結果責任を果たすことができるよう、「会社の基盤づくり」、「下支え」をしっかりすべく、本年も臨んでまいりたいと思います。また、環境マネジメント活動をより強化し、世の中に対しても、会社として貢献できるよう邁進していく所存です。

本年もよろしくお願い致します。

iCAD株式会社

昨年は新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行を受けて、当社業務においては2020年春以降続いた行動制限がほぼ解除され、展示会や訪問でお客様と直接話しをさせて頂く機会が大幅に増えるなど、企業活動がコロナ前に戻り活発になったと実感できた一年でした。本年も、皆様が、健康な生活を送りながら、さらに活発な企業活動に邁進できますよう祈念致します。

2020秋よりオンライン開催に変更しておりましたiCADフォーラムも、春は東京会場、秋は東京・名古屋・大阪での会場講演で開催いたしました。村田機械株式会社様、AGC株式会社様、株式会社ミカワエンジニアリング様、株式会社ゼネテック様、イビデンエンジニアリング株式会社様、株式会社デンケン様、NOK株式会社様の多大なるご協力により、先進的取り組み事例や、ものづくりの現場で実際に起きた問題と解決内容を紹介頂きました。

全国から多くのお客様に来場いただき、「直接取り組み事例を聞けるのは貴重だった」、「自社でも取り組みたい」といった声や、「iCAD SXで業務改善したい」といったiCADへの期待の声を多数お寄せいただけました。

昨年6月に機械装置設計向け3次元CAD「COLMINA 設計製造支援 iCAD SX」の最新版「iCAD SX V8L3」をリリースし、お陰様で多くのお客様に導入いただいております。V8L3では、大規模モデルの図面投影性能やロード性能の高速化を図りました。また動作設計で入力できる動作数や制御機器数の拡張を図りました。動作軸数や制御機器が多い機械装置の動きの設計が可能となり、多くのお客様でご好評を頂いております。近年複雑化かつ大規模化する機械装置設計において、iCADの圧倒的な大規模性能が業務改革の一助となり得た事は、この上ない喜びです。

今後も、超大規模アセンブリを扱えるCADとしての強みに更なる磨きをかけ、設計の現場を中核としたモノづくりの現場を支える実用の道具を提供してまいります。設計・製造現場で発生する課題を解決し、皆様のご期待に応えるiCAD SXをご提供し続けていけるよう、より一層邁進いたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

迪普勒(北京)信息技术有限公司(DPC:DIPRO中国現地法人)
董事長 川見 昭
董事兼総経理 唐 勝海

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年のはじめにゼロコロナ政策の緩和が進み、冷え込んだ経済の急回復が期待されていましたが、不動産業界での大規模な不良債権問題や地方政府の財政難などが吹き出し、更に欧米先進国のインフレや高金利による輸出需要の減少、半導体など中米対立が続いたため、製造業にも大きな影響を与えました。また、ウクライナに加え中東情勢による地政学的な不確実性などにより中国ゼロコロナ規制撤廃以降の経済回復の原動力は強くなく、若者を中心とした失業率の増加など構造的矛盾も生み出した大変、厳しい1年でありました。

一方で2022年に続きEV車は2倍に成長するも、日系のEV車は対応遅れなどで販売不振が続き、20%以上減少、部品サプライヤーも経営困難に陥り、一部のお客様は中国からの撤退を選択され、大半のお客様は従来の日本設計・中国生産販売から中国設計・生産販売へのシフトが加速しています。これらの状況から富士通中国会社の連携力を高め一体となって日系のお客様のR&D領域に向けアセスメントを実施し、PLM・3Dツールなどを積極的な提案を進めています。本活動の中でDPCが中心となったRuleStream導入プロジェクトを受注することが出来たことは明るい話題の一つとなりました。また、DPCも昨年の6月に創業10年を迎えることが出来ましたことは、大変嬉しく思うと同時に改めましてお客様や関係頂いた全ての皆様に感謝申し上げます。

中国10年の重み、価値を糧に2024年は既存のお客様での更なるCS向上に加え製造業でのPLM領域に拡大するとともに、豊富で優秀な中国人材資源を活用し、DIPRO日本でのTeamcenterやAras プロジェクトのオフショア開発など新たなスキームを確立し、人材 / 技術の両面でも貢献出来るように取組んで参ります。

最後になりましたが、本年もお客様のビジネスが成功される事を祈願し、DPCがその一翼を担えるよう努めて参りますので本年も、何卒、宜しくお願い申し上げます。

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