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DIPROニュース

2016

10月号

2016.10.11

Teamcenter新機能 Product Configuratorのご紹介

はじめに

イメージ図

昨今、製造業におけるお客様は、多種多様な製品を、短い期間かつ低コストで開発することを求められています。しかしながら製品仕様表や部品仕様表と、製品構成や3Dデータが別々のシステムで管理されていると、見通しが悪く、部品共用化の検討が効率的に行えないなどの課題があります。今回ご紹介するTeamcenter の新機能Product Configurator(製品コンフィグレータ)は、このような課題に効果を発揮します。

Product Configuratorとは

イメージ図

Teamcenterにて管理されている製品構成および3D形状(CAD,Viewerデータ)と共に、製品仕様、部品仕様を管理することで、仕様違いの製品構成を3D形状と合わせて確認することができます。

Product Configurator機能は、仕様表の表現が縦横マトリックスで分かりやすい、1つの製品構成から指定した製品仕様の構成を取り出せる、という2つの特徴があります。

分かりやすい仕様表

1.製品仕様表

製品仕様表

製品が取りうる仕様要素を横軸に、製品モデル(バリエーション)を縦軸にとった製品仕様表です。あるモデルに適用する仕様要素に印をつけるという、直感的な操作で編集が可能です。

また仕様要素の組み合わせには拘束条件を付けることが可能です。例えば、「仕様要素Aが選択されているときは、仕様要素Bが選択されている必要がある」といった条件を付与できます。

2.部品仕様表

部品仕様表
部品仕様表

製品が取りうる仕様要素を横軸に、部品一覧を縦軸にとった部品仕様表です。ある部品は、どの仕様要素に適用するか印をつけるという直感的な操作で編集が可能です。

1つの製品構成から指定の製品仕様の構成を取り出し

全ての製品仕様で使用する部品を一つの製品構成にまとめて管理しておき、上記の製品仕様表と部品仕様表を設定することにより、ある特定のモデル(バリエーション)を取り出すことができます。取出した製品構成は、Teamcenterに組み込まれたビューワにより、すぐその場で3D形状を確認することができます。

2つの異なるモデルを比較し、その構成差異を確認することも簡単に行えます。

まとめ

本機能を使用することで、豊富な製品バリエーションをよりわかりやすく、簡単に管理することができるようになります。また強力なビューワ機能と組み合わせることで、形状を確認しながら部品の流用検討等が効率よく行えます。

本機能やTeamcenterに関してご興味、ご不明な点などございましたら弊社までお問い合わせください。

Teamcenter の詳細はこちら

(第一技術ソリューション部 次長SE 丸山)

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