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DIPROニュース

2019

9月号

2019.09.10

産業機械分野における設計業務改善セミナーのご報告

2019年7月24日、30日に弊社名古屋オフィス、新宿オフィスの2会場にて「産業機械分野における設計業務改善セミナー」を開催し、盛況のうちに終えることができました。例年の猛暑の中、ご来場いただきました皆様方に厚く御礼申し上げます。

本講演では、はじめにアラスジャパン合同会社 社長 久次様より、「エンジニアリング領域におけるDx取り組み事例とDxを加速させるAras Innovator Ver12のご紹介」と題しまして、第三フェーズに推移したデジタルトランスフォーメーション(以下Dxと略す)の本質と、エンジニアリング領域におけるDxの取組みとして世界各国多数の他社事例をご紹介いただきました。また、このDxの波に乗りバージョンアップしたAras Innovator ver.12の充実した新機能をご紹介いただきました。聴講されたお客様からは、「大手企業のDxに対する取組事例が聞けて良かった」「機能がとても充実していて、業務課題に対応できそうだ」といった数多くの声が寄せられました。

続いて、産業機械分野における納期短縮、原価低減へのアプローチとして、弊社より2つのテーマを取り上げ、講演させていただきました。

一つ目は、昨年度より開発を進めている「Arasマシナリープラットフォーム」という産業機械をはじめとする繰返し受注設計業務課題にフォーカスしたソリューションです。

講演では、昨年度開発完了した仕様管理を中心とするEBOM機能のコンセプトや機能活用イメージ等をご紹介し、今年度開発を進めているCADコネクタや、来年度以降で考えている拡張構想をお話しさせていただきました。聴講されたお客様からは、「仕様書からEBOM、3D化といった一連の業務の流れをシームレスに行えるのが良い」「仕様選択の機能にコスト/納期(工数)を連携させることが可能か?更に詳しい話を聞きたい」と予想以上の反響をいただきました。

二つ目は、「Aras類似形状検索ソリューション」と題しまして、AI技術に基づく3D類似形状検索エンジンとPLMシステムを組み合わせるメリットや、人間の感覚により近い検索要求に柔軟に対応し、必要な情報を確実に収集するシステム事例をご紹介させていただきました。聴講されたお客様からは、「現在、類似部品がどんどん増えてしまっているが、これがあれば部品流用率を高めることができる」「今後、様々な類似検索が実現されればVEに活用したい」といった期待の声をいただきました。

今後、マシナリープラットフォーム自身の機能拡張に加え、これに弊社の様々な既製ソリューションを連携させ、PLMシステムとしてお客様業務への適用範囲を拡大して参ります。

今後とも、ご支援、ご愛顧いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

(PDM技術ソリューション部 課長SE 市川)

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