6月6日に東京、6月13日に名古屋、6月21日に大阪会場と3会場に渡りセミナーを開催いたしました。ご来場いただいた皆様方には厚くお礼申し上げます。
33回目となる今回は、午後の事例講演に先立ち、午前の部としてVPSをご利用中のお客様イベントを同時開催し、VPS(GP4を含む)の最新版の機能をご紹介しました。ご参加いただいたお客様からは、新機能に対する活発なご意見・ご質問を多く頂戴し、期待の大きさを実感する大変有意義な機会となりました。
午後の事例講演では、日立ターミナルメカトロニクス株式会社様、株式会社日立製作所様、パナソニック株式会社様にご講演いただき、東京・名古屋・大阪会場ともに過去最高の来場者数となり、大盛況のうちに終えることができました。
2015年6月の事例セミナーで「組立手順書動画化」の取り組みについて発表いただきましたが、それ以降、作業結果記録シート(組立チェックシート)、標準時間(ST)情報などの生産技術情報をVPSで一元管理する取り組みを進められてきました。講演では、組立手順書情報をベースにした生産技術情報一元管理の仕組み、登録ルールや拡張列の活用方法など、具体的なVPS活用事例をご紹介いただきました。
聴講されたお客様からは「非常に詳細に仕込みをされ、ルール化された運用であり、分かりやすさを追求したものになっていました」、「発表内容、資料共に素晴らしかった」など、詳細な手順書作成と現場への配慮など、自社の業務の取り組みにぜひ参考にしたいといった感想を多くいただきました。
英国の鉄道車両製造工場にて、非熟練工の作業 ⁄ 品質ばらつき等の課題対策としてVPSを活用した視覚的な作業指示書を作成し、現地工場の円滑な立上げを実現されました。更なる展開としてVPS製造指示Viewerをベースに作業指示と品質記録管理を統合され、作業指示書に基づく組立作業の手順情報と品質記録が可能な電子作業指示システムの開発により、工程内で品質を作り込む仕組みを構築されました。講演では海外適用で得た新たな課題に対し、マザー工場として『日立品質(Made by Hitachi)』を国内外の車両製作へ展開する取り組みをご講演いただきました。
聴講されたお客様からは「自動化により工数を削減するコンセプトはとても先をいくものと感心しました」、「VPSの製造指示Viewerと連携したトルクレンチの作業実績管理はとても参考になりました」など徹底した自動化により、効率化を極められている点への感想が多く寄せられました。
工場の生産現場や物流の倉庫現場に対して、生産技術の観点から、QCD向上のための改善活動を推進されています。これまでは、現場の作業分析や現物を使った現場での改善と試行の繰り返しで活動に時間がかかっていました。講演では、GP4を活用して現場の人作業を中心にモデル化と改善検討を行ない、成果具現化までの加速に取り組んでいる事例をご紹介いただきました。
聴講されたお客様からは、「会社としての組織、ものづくりの考え方、スゴイ!その中でGP4をうまく活用して作業動作の可視化やセンシングとの連動を行っている」、「GP4の活用によりデジタル上で改善内容が正しいか業務の効率を検証出来ており参考にしたいと感じた」、「車椅子を利用する場合の作業性について取り組んでいたので、そのように使用できることを知り参考になった」など、GP4を工場に大規模に展開し現場改善をされている点や、障害者の方がよりよく働ける改善への取り組みへの感銘などの声をいただきました。
VPS・GP4に関連する製品デモ展示を行い、こちらにも多くのお客様に足をお運びいただきました。その中でも、4月に販売を開始した 製品の組立・保守の作業性を検証するVirtual Realityシステム「DIPRO Xphere(クロスフィア)」や、VPS動画組立手順書システム「製造指示Viewer 」へのご興味を多くいただき、訪問希望や詳細資料のご依頼などご好評をいただきました。
今後も私どもは、お客様とより近い距離でご意見・ご要望を吸収し、皆様のご期待にそえる魅力あるソリューション『VPS』をご提供してまいります。
デジタルプロセス株式会社 VPSインフォメーションセンター 前田、吉田、内藤
E-Mail: plm-vps-info@ml.css.fujitsu.com
TEL: 03-5909-0633
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