世界的に著名なITアナリスト会社 Daratech主催によるエグゼクティブ対象のカンファランス“DartechSUMMIT2006”が2月20~22日、米国マサチューセッツ州ケンブリッジにて開催され、DIPROは昨年に引き続き協賛企業として参加し、弊社製品VridgeRを出展いたしました。
オープニングのキーノートスピーチでは、日産自動車(岸本部長様)からValue-Up活動の事例として “日産NOTE”における先進的開発プロセスについて、また本田技術研究所(田中マネージャー様)からはe-BOMを中心とした取り組みについて、さらにフォード(Dr.Riff様、同社フェロー)からはPLMの概念とユーザー部署による視点の違いについての講演がありました。
その後、UGS(Affuso-CEO)DassaultSystems (Charles-CEO)、MSC-Software(Weyand-CEO)各社の講演に続いて、弊社社長の間瀬によりDIPROの紹介講演を行いました。
また、翌日のMockup-Viewing-Publishingセッションにおいては、VridgeR独自の形状圧縮技術の解説を中心に、航空機や自動車業界での超大規模デジタルモックアップ活用事例や、暗号化した3次元データのモバイル活用事例を紹介し、同業他社と異なる先進技術で同セッションの注目を集めました。
DIPRO展示コーナーにおいても、欧米の自動車や電機のOEMより大変興味を持って戴いたほか、技術供与を希望する同業他社もあり、VridgeRの高性能化技術に対する関心の高さを実感いたしました。さらに、CADの権威として著名なMITのゴサート教授からも、この技術の独創性と実用性能に対して高い評価を戴きました。
今回のサミットにおいては、オープニングでの日本を代表する2社からの日本のモノ造りの先進性を、さらに翌日には日本のソフトウェアが独創的な技術で欧米製に勝ることを、聴衆に強く印象づけることができました。
海外への展開は、まだまだこれからですが、十分な手応えを感じることができました。これも一重に国内で叱咤激励して戴いたお客様のお陰と感謝しております。今後も3次元文化を推し進めるツールとしてVridgeRの開発とサポートに尽力して参りますので、引き続きご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
(第一開発部 部長 森 博己)
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