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DIPROニュース

2017

10月号

2017.10.10

Amazon Web Servicesクラウドを活用した
日産自動車様とのデータ流通代行サービスのご紹介

弊社では2014年より、お客様用のNSTK(Teamcenter)環境をオンプレミスに構築し、NSTKの作業並びに日産自動車様とのデータ授受を代行するサービス:『Bypassサービス』をご提供しています。

この度、お客様データのセキュリティ強化、災害対策などを目的として、このサービス環境をAmazon Web Services(AWS)に移行しましたので、ご紹介いたします。

AWSクラウドに移行した理由

セキュリティリスクの低減

AWSを利用することで常に最新技術にブラッシュアップされます。多くの第3者機関の基準をクリアした環境を使用する事で、より安全にデータを管理する事ができます。

データ漏えい対策

AWSとの間にLANから隔離された仮想ネットワーク環境を構築しますので、オンプレミスに比べて更にデータが隔離され、データ漏えいのリスクを回避することが可能です。

データ漏えい対策

データ損失リスクの低減

お客様のNSTK環境は、AWS S3と呼ばれているサービスにマシンイメージ毎にバックアップを作成します。S3のデータの耐久性は1年で99.999999999%と言われており、安心してサービスをご利用いただけます。

障害復帰

AWSに移行することにより、NSTK環境に障害が発生した場合でも、S3に取ったバックアップから即座に環境を再構築することが出来ます。これにより、お客様から依頼された作業を滞らせることなく迅速に対応する事が可能になります。

障害復帰

BCP(災害時に備えたバックアップ)対策

AWSでは、リージョンと呼ばれる拠点が世界に複数設置されており、本Bypassサービスで利用する東京リージョンでS3にバックアップを取ると、自動的に2つのAvailability zoneに複製が作られます。2つのAvailability Zoneは物理的に離れた非公開エリアに存在しており、万が一地震等の災害が発生した場合でも安全にデータが守られるようになっています。

SIEMENSがAWSクラウドを正式に認証

AWSは、NSTK(Teamcenter)の開発元であるSIEMENS社が正式に認証・サポートしている環境です。

データ流通代行『Bypass』サービスとは

日産自動車様とお取引を行うには、NSTK(Nissan Supplier Tool Kit)というNX及びTeamcenterを日産様専用にカスタマイズした指定のツールが必要となります。弊社では、ツールの購入が難しいお客様向けに、NSTK環境をAWSクラウド上に構築し、日産自動車様とのデータ授受、NSTKの操作、データの管理まで丸ごと代行するデータ流通代行(Bypass)サービスをご提供しています。

データ流通代行『Bypass』サービス

お問い合わせ先

今回ご紹介したデータ流通代行(Bypass)サービス以外にも、各OEM様向けデータ変換サービスやルール適用作業などもお受けしております。データ授受についてお困り事などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

デジタルプロセス株式会社 第一エンジニアリングサービス部
T E L : 046-225-3941

(第一エンジニアリングサービス部 由地)

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