去る2008年1月7日(日)~1月9日(水)米国フロリダ州オーランドにて、シーメンスPLMソフトウェアの「Global Sales Training Conference 2008」が3日間にわたり開催され、参加してまいりました。今回の参加目的は今後のシーメンス社の事業方針などの情報交換やシーメンスのトップや開発責任者を含めた日本のお客様からの要求と更なる連携力強化を図るためです。カンファレンスのメイン会場にはホテルのボールルームが利用され、参加人数はパートナーも含めると約2000人にも及ぶ大規模なイベントでした。今回は、シーメンスPLMソフトウェアとして事業を再スタートして以来、初めてのGSTでもあり、シーメンス社として誕生するまでの経緯やシーメンス社の歴史、社風文化の紹介など、従来に増して内容の濃いカンファレンスでした。
各セッションの内容は、シーメンスPLMソフトウェア全体および各地域の前年度のソフトウェア販売実績、08年度のPLM事業方針発表、Teamcenter 2007の説明、PLM製品の将来構想などがメインでした。また、アジア太平洋地域のセッションでは、各地域のパートナーとの連携を重要視しているとの考えを主張していました。各国におけるユーザー事例やパートナー懇親会などを通じて全世界の最新情報の共有化や意見交換ができる有意義な内容でした。
今回のカンファレンスを通して一番感じたことは、シーメンス社との密連携により、お互いの強みが相乗効果を生むようなビジネススタイルを追求していきたい、お互いのビジネスをカバーしあい、お互いが抱え持つ課題を共に解決しあえるパートナーシップの確立を目指していきたい、ということです。キーパーソンによる各セッションで何度も耳にした言葉が“as a team(チームとして)”でした。チームワークで仕事をすることの大切さやチームワークによる成果を非常に重要視しているようで、日本人の考え方に近いような印象を受けました。また、大規模なイベントであったこともあり、演出方法もダイナミックでインパクトが強く、新年早々、脳が活性化されたイベントでした。
カンファレンスが開催されたオーランドとは、ウォルト・ディズニー・ワールドやユニバーサル・スタジオ・エスケープなど、20以上のアミューズメント・パークや120以上のゴルフコースがありレジャー産業が発達している米国の都市です。また、全米でも有数の航空宇宙産業都市でもあり、オーランドの東70km先には1969年に人類初の月面着陸を成し遂げたアポロ11号が打ち上げられたケネディ宇宙センターがあり、大人から子供まで休日を楽しめる施設がぎっしりつまっているリゾート・タウンです。街には、明るい雰囲気の建物やきれいな植物がたくさん植えられ、エネルギーをもらったように感じました。
(名古屋事業所 富安 弘美)
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