航空機・自動車・建設機械などの設計製造ユーザー様にご好評をいただいております、デジタルプロダクションツール DIPRO VridgeR(ブリッジャー)の最新バージョンV3.8をリリースし、2008年6月より順次出荷させていただいております。
VridgeRは、独自の超圧縮立体技術と高速高精度な表示技術を搭載し、高速なレスポンスによる干渉チェックをはじめとする、大規模なデジタルモックアップでのレイアウト検討から、3次元データをフルに活用した精細なイラストを使用したマニュアル作成まで、設計・製造における幅広い業務でご利用いただいております。
V3.8ではエンタープライズレベルでの3次元データ流通や情報共有を容易に実現させるべく、新たにパブリッシュ機能をリリースいたしました。
パブリッシュ機能は、VridgeRの3次元データを表示機能と一体化(注1)させて相手に送ることを可能にします。VridgeRを含めビューイングソフトをお持ちでない(注2)相手先の方々にも、クリックひとつでネイティブな3次元データを見ていただくことができます。
(注1)表示コンポーネントのエンベディッドによる
(注2)再生時プリインストール一切不要
全ての部署に、全てのお取引先にセキュアな3次元データを容易に流通させることが可能となり、新しい次元の高効率なコラボレーションが実現できます。
様々な環境下にある無数の相手先に対しても、手軽にかつ確実に、ネイティブな3次元データを届けることができます。また、利用者は一切手を煩わすことなく、ビューイングソフトのバージョンアップをはじめとするシステム環境を維持することが可能となります。
パブリッシュ機能はCADやDMUツールのない社内部署との迅速で綿密なコミュニケーションや、日常の会議・プレゼンテーションにおけるユビキタスな3次元データの活用など、製品開発のあらゆる領域で無限の可能性を持っています。
特許を取得した高精度・高圧縮を実現したセキュアなDVXだからこそ、他の追随を許さず生まれたこのパブリッシュ機能が、お客様にもたらすであろう価値は計り知れません。VridgeRはお客様と一体化し、様々なビジネスシーンでの問題解決と広範な業務革新を実現していけるものと確信しております。
V3.8では他にもお客様のご要望に対応し、数多くの機能改善を行い、品質向上を図っております。ここでは代表的な例をご紹介させていただきます。
設計変更された部品と設変前の形状を比較し変更箇所を検出する機能に加えて、新旧のアセンブリ構成の比較を行ない、部品間の追加や削除、また同一部品については色・配置・形状の変更の有無を検出することができるようになりました。
従来ドキュメントバーから一律に起動するようになっていたアニメーション機能でしたが、一覧を表示できるようになるなど、構成が直感的にわかる新しいインタフェースをご用意いたしました。また、ツールバーからダイレクトに再生できるようになりました。
主要CADの最新バージョンへの対応、アノテーション読み込みを含めた品質改善を行いました。
ご紹介しました機能の提供形態、価格などの詳細については、弊社営業までお問い合わせください。
今後ともご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
(第一開発部 次長SE 香川 敏之)
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