去る平成26年12月12日(金)、刈谷市産業振興センター 小ホール(愛知県)にて、第27回経営に貢献するCAEセミナーを開催いたしました[主催CAESEKI.com(カイセキドットコム)]。ご多忙の中、中京圏を中心に多くのお客様にご来場いただきました。
講演の方はまず株式会社本田技術研究所 高村様より「CAD/CAM/CAEの連携とVEの将来像について」と題し、ホンダのデジタル開発におけるVE(バーチャルエンジニアリング)技術活用の取り組み事例やVE技術が検討コミュニケーションツールになり始めていることをご紹介いただきました。
株式会社キリウ 湯本様より「ブレーキディスク解析ツールによる、CAEプロセスの改革(続編)」と題し、本ツールの改善を継続して、精度を向上させ、開発期間も更に短縮できたこと、試作レス等、経営に大きく貢献してきたことをご紹介いただきました。
日立造船株式会社 川越様より「ライセンス設計・生産におけるCAEの役割」と題し、ライセンサーのメインCADの変更等の理由からCAE導入を取り組み、現在では設計者の設計技術・意識の向上をもたらし、解析適用分野を拡大しつつある等の取り込みをご紹介いただきました。
ナカシマプロペラ株式会社 蓮池様より「船舶用プロペラのCFD適用の現状」と題し、船舶用プロペラの効率化を目的にしたCAEの適用や、CFD計算の高並列化を始めとするCAEの取り組みと将来の展望についてご紹介いただきました。
埼玉工業大学 中村様より「スーパーコンピューターと数値シミュレーション 航空機の研究における数値風洞開発とその利用」と題し、当時勤めていた航空宇宙技術研究所(現在はJAXA)のスパコン環境での苦労話やNWT(数値風洞)の開発経緯とその利用、現代の航空機技術に対するCAEの役割についてご講演いただきました。
休憩時間にはデモ会場でNX CAEや解析シミュレーションのクラウドサービスなど富士通グループ各社から多くのアプリケーションをデモでご紹介いたしました。休憩時間を利用した短時間のデモではありましたが、熱心にご覧いただくことができました。
最後に講演終了後、懇親会を行ないました。多くのお客様に参加いただきました。講演者の方々を中心にご参加いただいた皆様により、打ち解けた雰囲気の中で交流を深めていただき、業種を超えて、貴重な情報交換の場として役立てていただきました。
これからも皆様からのご要望を反映し、ご期待に沿える魅力あるセミナーになるよう誠心誠意取り組んで参りますので、引き続きご支援をよろしくお願いします。
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