DIPROでは工作 / 産業機械業界における繰返し受注設計業務の課題解決のため、Aras Innovatorをベースとしたオリジナルソリューション「マシナリープラットフォーム」(以下MPF)の開発、販売、サポートを展開しています。
MPFの一つ機能としてiCADデータ管理を中心としたPDMソリューション(Connect2 以下「iCADコネクタ」と称する)を提供しており、MPFについて各社様から様々な機能拡張をご要望いただいていますが、本号ではその中でもニーズの高い、iCADコネクタの出図イメージデータの管理機能(2024年12月にリリース予定)、及びArasR30への対応についてご紹介します。
昨年リリースされた3DViewer管理機能に加えて出図イメージデータ管理を予定しています。本機能強化により、Arasのワークフローと連動し、登録された2DCAD図面からDXF、PDF、TIFFへの自動変換を行い、Arasにアップロードすることが可能となります。設計者以外の方々は、CADソフトを使用せず、Arasメニューから出図データを閲覧することが可能となります。
DXF、PDF、TIFFへの変換は、iCADコネクターからCADデータをArasへアップロードするタイミングや、業務プロセスに応じてリリース / 承認するタイミングで実行することが可能となります。変換された出図データをArasへアップロードし、CADデータとセットで管理します。
以下に期待できる業務適用効果を示します:
これまでiCADコネクタのAras動作保証バージョンはRelease26でしたが、今回2024年2月にAras社よりリリースされたRelease30に対応しました。
今後も各社様のご要望に応えるべく、継続的に機能強化を図り、Aras社からリリースされる新バージョンにも定期的に対応していく予定です。
今回は開発の業務効率化により納期短縮につなげる機能強化を行いました。今後もお客様の業務ニーズをヒアリングし、本業界における課題を解決できるようなソリューションを取り組んで参ります。
PICK UP