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DIPROニュース

2022

8月号

2022.08.10

「間近に迫った保険診療デジタル技工化に備えて」セミナーのご案内

歯科保険治療のデジタル技工化の状況について

デジタルプロセス(株)デンタルビジネス室から技工士様向けセミナーを紹介いたします。

日本の歯科治療は健康保険の適用範囲が広く、ほとんどの治療は保険診療の範囲でおこなわれています。このため、日本における新しい治療方法は、保険診療に採用されているかどうかが大きな意味を持ちます。

2022年4月から、歯科治療で作られる歯の詰め物(歯科補綴物)である「インレー」にCAD / CAM技工用材料が保険適用となりました。被せ物の歯科補綴物である「クラウン」にCAD / CAM技工用材料が保険採用されてから8年が経過し順調に普及してきましたが、歯科補綴物の大多数を占める「インレー」が採用されたことで、保険診療の歯科補綴物に使用する材料はCAD / CAM技工用材料に移行していくことになります。長年にわたり、保険診療では「金銀パラジウム合金」が使用されていました。これらの原材料は輸入に頼っており、近年は国際的な原材料の需要の高まりで、価格が高騰しています。CAD / CAM技工用材料は、価格と品質が安定していて、見た目も天然歯に近いことから、患者様にも好評です。「金銀パラジウム合金」はいまだに多くの治療で使用されていますが、今後はCAD / CAM技工用材料への移行が期待されます。

歯科保険治療における技工のデジタル化については、さらなる進化が見込まれています。口腔内スキャナの保険適用です。現在、口腔内スキャナは自費診療でのみ使用されている治療方法です。この方式では虫歯治療過程で歯の型を取る必要はなく、口の中の形状を直接データ化します。このため操作の失敗が少なく精度も良くなります。この治療についても、いずれ保険診療への適用が見込まれています。もちろん、口腔内スキャナで出力したデータはCAD / CAM技工でしか扱えません。

これら歯科技工にデジタル化により、保険診療においても歯科補綴物の製作にはCAD / CAM技工でしか行えなくなると予想されます。本セミナーでは、従来材料からCAD / CAM材料までの運用に最適な製品を紹介しています。ぜひご覧ください。

開催概要

日時 2022年7月1日(金)~9月30日(金)
会場

オンライン開催

「間近に迫った保険診療のデジタル技工化に備えて」セミナー

講演 歯科診療の技工においてもデジタル化の波が押し寄せています。
従来の技工を含めCAD / CAM化を実現する、DORA PlusとWAXY Plusを紹介します。

歯科用CAD ⁄ CAMシステム の詳細はこちら

お問い合わせ先

デジタルプロセス株式会社 デンタルビジネス室 担当:伊藤

E-Mail:dipro-dental@cs.jp.fujitsu.com

(デンタルビジネス室 原)

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