製品開発業務の効率化の一環として、図面レス化を始めとした業務のデジタル化が進んでいます。さらに昨今では、業務効率化にAIの活用へと幅が広がってきています。
これらは先進的な取り組みでありますが、下記のようなお悩みを持たれているお客様はまだまだ多いと感じています。
これらのお悩みを解決するサービスとして、弊社の「デジタル化コンサルティングサービス」をご紹介します。
私たちデジタルプロセスエンジニアは自動車業界を中心に、お客さまの設計・製造などのモノづくりに直接携わってきました。そこで培ったノウハウを基に、お客様の開発力向上のお手伝いをするのがDIPROのデジタル化コンサルティングサービスです。
モノづくり業務視点からの確かな分析と、弊社が得意とするAI・ITツールの使いこなしから、お客様の製品開発でのお困りごとに対し、現実的解決策をご提案します。
弊社は、ITベンダとしての情報技術のみならず、あるべき業務プロセスを構想・設計する視点が大事であると考えます。ツールだけを導入しても、それがお客様の考えに沿ったものでなければ理想論で終わってしまう可能性があるためです。
弊社のデジタル化コンサルティングサービスは、開発現場の実際の声をインタビューし、設計とITの両方の視点から最適な方策を検討します。
また、解決策としてツールを使用する場合においても、単なるツールの機能説明やオペレーション説明だけでなく、ものづくりの知識・経験を踏まえての提案や使いこなしノウハウをお客様にご提供いたします。
こうした、お客様との連携の中で「ベテランのノウハウが属人化して活用できない」との困りごとの声を多く聞きます。
DIPROではベテランノウハウ(暗黙知)を見える化(形式知化)にスパイラルアップさせていく最適な手段としてAIシステムを採用することにより、他社との差別化を図り、お客様困りごとの早期解決に貢献しています。今回はその事例をご紹介します。
AIシステムを適用した、ノウハウ活用の事例を紹介します。
この事例は、既存の報告書やベテランが作成した品質情報文書をAIシステムが知識データとして知識情報化するツールです。故障モードや原因を知識情報化し、それをリスト出力・ナレッジグラフ化することで原因追及を効率化、抜け漏れのない対策検討やレビューへの活用を行います。
ツールの操作画面でキーワードを入力すると瞬時にAIシステムが知識データ化し、関連項目をリスト化・ナレッジグラフ化します。情報を抜けもれなく表示するため、若い設計者の方でもベテランの知識を活用することが可能になります。
製品に不具合が発生した際の的確な対処法は、ベテランの頭の中や過去の品質文書にはあっても、それを若手エンジニアに伝えることは難しいのが現状です。それを補うため、AIを活用して効率よく解決する事例です。
AIシステムを活用したQFD品質表1作成の事例です。過去の品質表1のデータを用いて、作業の抜けもれをなくすツールです。
QFDを実施する際に品質表1作成は最初の重要な作業であり、ここで品質特性に抜け漏れがあると製品の品質が確保できない事態を招くため、工数をかけて作成しているのが現状と思われます。
このツールは、過去に作成した品質表1のデータからAIシステムが要求品質に対応する品質特性をもれなく抽出し、かつ要求品質をINPUTするだけで自動的に品質表1を作成するものです。
システムを起動させ、過去の品質表1を登録します。要求品質を入力すると、それに対応する品質特性を過去の品質表1からAIが読み取り、出力します。
つづけて他の要求品質を入力し、必要な品質特性の追加を行います。これを繰り返すことで最終的に、品質特性に抜け・もれのない品質表1を完成させることができます。
沢山の過去資料からAIが項目を自動的に判断して抽出することで、正確にかつ効率よく作業することが可能になる事例です。
実際のツールの動きは、製品紹介サイトのデジタル化コンサルティングサービスにてご覧ください。その他の事例についてもご紹介しています。
私たちDIPROは、「お客様の考えに沿った」サービスを第一義としたうえで、理想論だけではない、実践的かつしっかりとお客様環境に根付くプロセスを、お客様と一緒に作り上げます。また、改善した開発プロセスにおけるIT面での業務効率化、高品質化に役立つツール導入も併せてご支援いたします。
開発業務の効率化と品質向上等でお悩みのお客様は、設計業務とIT、両方に精通したDIPROにぜひ一度ご相談ください。
なお、来年2月に本サービスにかかわるWebセミナーを計画しております。こちらは別途弊社イベント情報で告知して参りますので、ぜひご覧いただけますようよろしくお願いいたします。
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