UGS PLM Solutionsのユーザカンファレンス「PLM World」が米国カリフォルニア州ロスアンジェルス近郊のアナハイムにて、22カ国約1,600名の参加者を集めて盛大に開催されました(5/16-5/21)。日本からも約30名の方が参加されていました。サーフェス/ドラフティング/解析に強いI-deasRと、モデリング/CAMに強いUnigraphicsR、それぞれの機能を強化し統合されるNX 3の機能について期待を持ち参加しました。
初日のゼネラルセッションに続き、テーマ毎に分かれ設定された合計約230のセッションがありました。内容は、NXシリーズやTeamcenterR(以下TC)を中心に開発方針や新機能の説明およびユーザ事例が数多く紹介されていました。
事例紹介は、TC Engineering、TC Enterprise、TC Collaboration、およびSimulationの内容が特に目立ちました。日本からもいすゞ自動車様がCAE活用による開発期間の大幅な短縮について発表されていました。
NX Nastran はV3からADINAのサブセットが組み込まれ非線形解析機能強化される計画であり、特にNX Nastranを使ったユーザ事例発表が目立ちました。
また、TCによるCATIAデータを使ったマルチCADのデータ管理機能の紹介も多く、マルチCADのデータ管理機能をアッピールされていました。セミナー参加者はセッションスケジュールを見て、興味のあるセッションを選んで聴かれていました。
今回のセミナーを通じて感じたことは、各セッションには、同じ課題を共有している人たちが集まり、また、発表途中での質問も多く発表者と聴講者とが同じ課題についてこのセミナーを単なる発表の場ではなく、お互いの情報交換の場とされていることを強く感じました。
(営業部 次長 小池 宣雄)
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