去る7月13日(金)、恒例となっております経営に貢献するCAEセミナーを東京工業大学(大岡山キャンパス)ディジタル多目的ホールにおいて開催いたしました(主催:CAESEKI.com:カイセキドットコム)。おかげさまで本セミナーも12回目を迎え、自動車、機械、電機など幅広い業種から参加いただき、天気が悪い中150名を越える人数で開催することができました。
今回は、トヨタ自動車株式会社 シニアスタッフエンジニア 山岡 裕生 様、株式会社東芝 研究主幹 大富 浩一 様、株式会社ユニバンス 執行役員 村松 通泰 様、Wipro Technologies Chief Exective Mukesh Gandhi 様にご講演をいただきました。
山岡様には、「自動車開発におけるCAEの現状と今後」と題して、自動車開発の短縮化や車両開発の変革の中で、現状の自動車開発における振動、衝突安全、強度剛性、空力空調、車両動性能等の幅広いCAE適用事例の紹介と各々のCAEの課題、今後のバーチャル(シミュレーション)車両開発の実現化の方向性をご講演いただきました。
大富様には、「製品開発におけるCAEの役割」と題して、製品開発の効率向上のため「設計CAE」をキーワードに、家電~宇宙ステーションまでの幅広い製品にCAE適用した事例紹介やその考察、そして検証の重要性をご講演いただきました。
村松様には、「構想設計へのCAE適用について」と題して、「バーチャル設計化」、「技術の棚化」をキーワードに社内CAEの取り組みについて紹介いただきました。CAE活用をより早く構想設計で適用し、品質向上、費用削減、期間短縮ができた事例についてご講演いただきました。
Mukesh Gandhi様には、「CAE Driven Competitive Product Differentiation Utilizing Global Leveraging」と題して、会社紹介や競争力のある差別化製品の開発動向についてご講演いただき、後半はAmit Midha様に代わりCAEを使った具体的事例やオフショアへのロードマップについてご講演いただきました。
デモ会場では、NX CAEソリューションや情報管理システムCNA2、LS-DYNAやTSV(TechnoStar VENUS)など多くの解析ソフトをデモでご紹介いたしました。休憩時間を利用した短時間のデモではありましたが、熱心にご覧いただくことができました。
講演終了後、会場を移り懇親会を行いました。例年通り多くのお客様に参加いただきました。講演者の方々を中心にご参加頂いた皆様により、打ち解けた雰囲気の中で交流を深めていただき、貴重な情報交換に役立てていただきました。
これからも皆さまからのご要望を反映し、ご期待に沿える魅力あるセミナーになるよう誠心誠意取組んで参りますので、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
なお、次回は、12月上旬に大阪で開催する予定です。ぜひご参加ください。
最後にご多忙の中、ご来場いただきましたお客様に厚く御礼申し上げます。(詳細は、ウェブサイトhttp://www.caeseki.com/をご参照ください)
(デジタルコンテンツサービス部 宇梶 浩章)
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