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DIPROニュース

2008

8月号

2008.08.10

第14回 経営に貢献するCAEセミナー開催ご報告

恒例となりました『経営に貢献するCAEセミナー』を2008年7月11日(金)、東京工業大学(大岡山キャンパス)ディジタル多目的ホールにて開催いたしました(主催:CAESEKI.com)。おかげさまで本セミナーの開催も第14回目となり、自動車、機械、電機など幅広い業種からご参加いただいた受講者の皆様から好評をいただくとともに、継続的な開催をご評価いただいております。

以下、お客様よりご講演いただいた内容について簡単にご紹介させていただきます。

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人気を博する講演会
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解析ソフトのご紹介
三菱自動車工業株式会社 塩崎 弘隆 様
『自動車開発におけるCAEの役割と課題』

短期開発と高品質化を実現するために開発・適用したCAE技術、さらに概念設計段階及び詳細設計段階のデジタル開発を推進して行く上での課題と展望をご紹介いただきました。

コマツ 金田 修一 様
『開発におけるCAE活用事例』

開発部門における3次元データの活用(設計、解析、生産)事例や設計者へのCADを含めたCAE教育の社内事例をご紹介いただきました。

河西工業株式会社 小嶋 弘幸 様
『自動車内装トリム開発におけるCAEの取り組みについて』

製品になる前にいかに金型を造り込むかという課題にCAEを適用した事例、そして解析と実験の予測一致率向上に向けた取り組み(時間の確保、人材育成)についてご紹介いただきました。

東京工業大学大学院 萩原 一郎 様
『環境保全のための新しいコア構造とCAE』

日本の伝統工芸である折り紙は、様々な立体的な折り方が開発され、現在幅広い分野への応用が期待されています。その具体例として折り紙構造による車体軽量化について、さらにはそのためのCAEについてご紹介いただきました。

デモ会場では、NX 熱流体解析や情報管理システムCNA2、LS-DYNAやTSV(TechnoStar VENUS)など多くの解析ソフトをご紹介させていただき、休憩時間を利用した短時間のデモンストレーションにもかかわらず、参加者の皆様に大変熱心にご覧いただきました。

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懇親会で和やかに情報交換

 講演終了後、会場を移しての懇親会でも例年以上に多くのお客様にご参加いただきました。業種横断的な情報交流の場をご提供することも、本セミナーの重要な目的と考えておりますが、講演者の方々を中心に打ち解けた雰囲気の中で交流を深められているご様子から、お客様には貴重な場としてお役立ていただけたのではと思っております。

受講者の方々からいただいたアンケートでは、「CAEの具体的な運用事例を知ることができ大変有益な内容でした。各社とも共通した課題を抱えていることもわかり、大変参考になりました。」などの、他社適用事例が参考になったという多くのご意見をいただきました。

一方で、「各社のCAE技術者に対する教育について関心を持ちました。CAE技術者の実験に関する知識不足は大きな問題になっています。今日の講演を参考にさせていただきたいと思います。」といった、CAE技術者の人材育成について関心を寄せられたご意見など、皆様から数多くの貴重なご意見をいただきました。

これからも皆様からのご要望を反映し、ご期待に沿える魅力あるセミナーとなるよう誠心誠意取り組んで参りますので、引き続きのご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、次回は12月上旬に愛知県刈谷市での開催を予定しております。皆様お誘い合わせの上是非ご参加ください。

最後に、ご多忙の中ご来場いただきましたお客様、ご講演いただいた方々をはじめ、ご尽力いただいた全ての方々に心よりお礼申し上げます。

* 詳細は、CAESEKI.com ホームページをご覧ください。

(シュミレーションエンジニアリング部 宇梶 浩章)

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