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DIPROニュース

2009

12月号

2009.12.10

Solid Edge ST2 新機能のご紹介

設計者向けの機械設計機能を簡単操作で実現してご好評をいただいている、機械系ミッドレンジ3次元CAD「Solid Edge」の最新バージョンST2を、来春2月にリリースいたします。

新バージョンST2の一つ目の特長は、本格的な設計者向けのCAEオプションの提供を開始したことです。設計者の利用頻度が高い、線形応力解析/モーダル解析/座屈解析の3つの解析をCADとの切り替わりを意識することなく、手軽にCAEをご活用いただけます。

もう一つの特長は、前バージョンSTで実現した、履歴にとらわれない編集を行うシンクロナス・テクロノジを拡張、ブラッシュアップした点です。板金モデルでもシンクロナス・テクノロジが使えるようになり、活用範囲が広がります。これらの特長を以下にご説明させていただきます。

使いこなせる設計者向けCAE

従来CAEは解析専任の方を中心に発展してきました。CAEの実行にあたっては、CAEソフトの操作スキル、CAEを行うための学術的知識、有効な解を得るためのノウハウが必要であり、なかなか手軽に利用できませんでした。Solid EdgeのCAEオプションはCADに完全に組み込み、操作性を向上させるとともに、CAEの機能を設計者が必要とする最低限のものに絞り込むことにより、設計者による取り組み・扱いやすさを向上させています。

また内部では開発元の実績あるNX-NastranソルバーやFEMAPのメッシュ作成技術が使用されており、信頼性のある結果を期待できます。

板金まで拡大したシンクロナス・テクノロジ

板金の属性を保った形状変更を行うためには独自の形状処理が必要となりますが、履歴操作にとらわれずにモデルの変更を簡単に行えるシンクロナス・テクノロジを板金モデルにまで拡大しました。履歴にとらわれずに編集操作が可能なシンクロナス・テクノロジが、従来のパーツモデルから板金にまで幅広く適用されることにより、Solid Edgeで作成したものだけでなく外部から取り込んだものに関しても、板金属性を保った直感的な形状変更を行うことができます。

さらにSolid Edgeの持つ板金展開や展開図作成までの幅広い機能を活用すれば、設計から加工のプロセスにわたる業務のさらなる効率化が可能となります。

ご紹介いたしました、手軽に使える設計者向け本格CAEと、板金まで拡大されたシンクロナス・テクノロジは、設計操作のさらなる効率化をご支援します。またこれらの機能を手軽にご利用いただけるよう、CADからCAEまでを組み合わせた特別価格でご提供するバンドル製品もご用意しました。

12月15日には、Solid Edge ST2 新機能ご紹介セミナーを開催いたします。ご興味のある方は、ぜひともお越しいただきST2の新しい機能を実際にご体験ください。

Solid Edge ST2を最大限にご活用いただき、ぜひ設計業務の効率向上にお役立てください。

(第一技術サービス部 課長SE 宮沢 勇人)

Solid Edge ST2 新機能ご紹介セミナー

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