金融機関のお客様にご利用いただいております弊社印鑑照合システムの印影入力装置(カメラ取込方式)が新しくなりました。従来からの特長である高画質、高性能を維持しつつ、装置全体をシンプルなデザインに一新し、省スペース化を図り、価格も従来の4分の1となり、高いコストパフォーマンスを実現しています。本年4月に製品リリースを予定し、お客様へご提供いたします。
金融機関の事務センターや窓口では、一日に大量の手形や証券などの印鑑を照合します。それらを扱う上で間違いは決して許されません。弊社では、この印鑑照合業務の効率化のため、瞬時に、かつ正確な印影のデジタル化とパソコン上の重ね合わせを可能にする印鑑照合システムをご提供して参りました。
このシステムでは、いかに瞬時に高画質な印影を取り込むかが重要なカギとなります。弊社では、印影を入力する際、カメラ取込方式とスキャナ取込方式の2つの方式を採用しています。金融機関様へは、高品質、高精度な印影入力が可能なカメラ取込方式の印影入力装置をご提供して参りました。しかしながら、従来の印影入力装置はアナログデータで印影を取り込むため、デジタルデータ変換用の画像処理ボードを必要とし、また、精度維持のための堅固で大型な筐体が、高価格の要因となっていました。
新型印影入力装置では、これらの課題を解決しました。パソコンへのUSB接続が可能となり、高精度CCDカメラより取り込んだ印影データを装置内で直接デジタルデータに置き換えることで、従来必要であったデジタルデータ変換用の画像処理ボードが不要となりました。さらに、カメラを小型化し、筐体のデザインをシンプルにすることで、装置全体での省スペース化を図りました。こうした改良により、従来価格の4分の1に抑えることができました。
性能・機能面では、従来のカメラ取込方式の特長を活かし、高画質、高精度な印影入力、さらに、短時間での照合を可能としています。かすれ、欠け、ずれなどの不完全、不鮮明な印影も一目で正確な相違判定ができ、複雑な印影の細かな相違も見逃しません。その上、慣れない人でも簡単に印影を取り込むことができ、2~3秒で自動的に重ね合わされた印影をパソコン画面上で確認できるため、1台あたり1時間に500~600枚の照合が可能です。このように、この新型印影入力装置は、従来のカメラ取込方式の高速な処理能力を維持しつつ、低価格化による高いコストパフォーマンスと省スペース化を実現した製品です。
すでに弊社印鑑照合システムを導入いただき、旧型入力装置をご利用のお客様、また、新たに導入をご検討されている企業の方々におきましては、ぜひこの機会をご利用ください。金融機関業務の効率化において10年以上実務で使用されている成熟した製品と、長年の印鑑照合システムの販売で培ったノウハウで御社をサポートします。高速、正確な印鑑照合をご要望の際は、ぜひ弊社営業までお問い合わせください。
(営業部 主査 加藤 哲郎)
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