11月18日に名古屋、11月25日に東京にて、「第26回VPS事例セミナー」を開催いたしました。ご多忙中、また足元の悪いなか、ご来場いただいた皆様方には厚くお礼申し上げます。
VPS(GP4を含む)をお使いいただいているユーザー様に活用事例を発表いただき、参加されたお客様におかれましては、業務課題を解決する糸口を見出していただけたかと存じます。
今回は、リコーエレメックス株式会社様、ジヤトコ株式会社様に事例講演を賜り、具体的に数字を明示した、あるいは、動画を用いたプレゼンは非常に分かりやすいという感想を多く頂戴しました。また、富士通社内で使用する技術系システムの、開発および運用支援を行っている富士通アドバンストテクノロジ株式会社により特別講演を行いました。「今後の3D展開に向けて参考になる」との声をいただき、終始、聴講されるお客様の熱心なまなざしが印象的でした。
会場の様子(名古屋)
会場の様子(東京)
事例講演1 |
リコーエレメックス株式会社様『自工程完結を基軸とした、仮想組立/工程シミュレーションの活用による作らずに創るの実現』自工程完結の考え方を取り入れた工程設定を具体的にご紹介、また、仮想組立および工程シミュレーションの活用による、生産にやさしい製品レイアウト・最適工程レイアウトの提案についてご講演いただきました。 聴講されたお客様からは「VPSとGP4を連携させることで生産にかかわる業務プロセスが劇的に低減する事例があると分かりイメージが膨らんだ」、「後工程を考えて自工程の中で品質の作り込みを完璧にするという考えはすばらしかった。また、作業場における人間の作業を定量化するという発想に非常に感銘を受けた」などの声が寄せられました。 |
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事例講演2 |
ジヤトコ株式会社様『ICTを活用した現場改善 ~GP4による現場見える化、コミュニケーション活性化~』設計から生産準備まで一貫して3Dを活用する開発プロセス(バーチャル開発)を推進されている中、現場担当者が頭の中に描く改善構想案をGP4により見える化して共有することで、課題抽出、方策検討が活性され改善効果を上げている事例をご講演いただきました。 聴講されたお客様からは「3D活用によるイメージ共有が活発な議論を促すことになる点を改めて実感した」、「AGV(Automatic[Automated] Guided Vehicle; 無人搬送車)のルート検証にGP4を活用し物流改善されている事例はとても参考になった」など、興味深かったという多数の声が聞かれました。 |
特別講演 |
富士通アドバンストテクノロジ株式会社『富士通におけるVPSの変遷、そしてCPS:Cyber-Physical Systemsへ』富士通社内ツールとして生み育ててきたVPSの変遷と、現在それを発展させた数々の取り組みについて講演いたしました。 聴講されたお客様からは「3D設計とそれを活用して製造性検討を本格稼働させ始めた弊社にとって、基本的ながらも非常に合点のいくプレゼンだった。人 → プロセス・ルール → ICTの順で変えていくことやノウハウシェアなど、今後の3D展開に向けて参考になった」、「VPSの進化の話を聞き、3Dの運用の強化を図るためには必ず必要になるツールだと感じた」などの感想をいただきました。 |
生産支援にまつわるソリューションの展示を行ったところ、ご興味を持たれたお客様が早速訪問デモのご依頼をされるなど、時間いっぱいまで活気にあふれていました。以下、展示製品のいくつかをご紹介します。
製品展示の様子(名古屋)
製品展示の様子(東京)
今後も私たちは、お客様から寄せられるご要望やご意見などをヒントに、VPS(GP4を含む)の製品力を強化し、「Virtual」と「Real」をつなぐ強力なソリューションとなるよう努めてまいります。
デジタルプロセス株式会社 VPSインフォメーションセンター
E-Mail: plm-vps-info@ml.css.fujitsu.com
TEL: 03-5909-0633
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