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DIPROニュース

2025

11月号

2025.11.05NEW

Teamcenter® X softwareのご紹介
~ 製品開発を加速するSaaS型PLMでBCP /
セキュリティ課題を同時解決 ~

Teamcenter X とは

Teamcenterは、製品開発の未来を拓くPLMソフトウェアのトップリーダーとして、グローバル市場で圧倒的な実績を誇るPLMソリューションです。マルチCAD管理機能により、異なるCADシステムで設計されたデータも一元管理できます。さらに、設計から製造、サービスに至るまでの全部門間におけるデジタルスレッドを実現し、製品の品質向上とリードタイム短縮を強力に支援します。

Teamcenter Xは、従来のオンプレミス型やIaaS型のシステムが抱えていた課題を解決するSaaS型のPLMソリューションです。

PLMにおけるトップレベルの選択肢 #1お客様に選ばれ、専門家が認め、業界が採用するイノベーションの原動力日常の製品にさらなる可能性を最先端未来のPLMを今すぐ実現
図1 TeamcenterはPLMにおけるトップレベルの選択肢

BCP、セキュリティの課題

オンプレミス環境は自然災害や大規模停電、火災といった予期せぬ事象が発生した時にシステムを利用できない時間が長期化し、事業継続が著しく困難になるというBCP(事業継続計画)の大きな課題を抱えています。

また、セキュリティ面ではマルウェア感染、ランサムウェア攻撃、情報漏洩といった脅威への対策が求められます。これらの対策には専門的な知識と高度な技術力を持つ人材が不可欠であり、多大なコストと人的リソースを必要としますが、自社単独でこれらの課題に対応し続けることは企業にとって大きな負担となります。

Teamcenter Xの特長

BCP、セキュリティ対策

クラウド環境に配置されるTeamcenter Xは、BCP課題に対して有効な対策となります。
それは、OSやTeamcenterのバージョンアップ、バックアップ、障害対応といった維持・運用保守をSiemens社が担うため、お客様は自社でのセキュリティ対策や人的リソースの負担を軽減できるからです。

なお、Teamcenterのサーバー環境はSiemens社が運用し、クライアント環境はお客様でご準備いただきます。

お客様 Teamcenter X Client環境 CAD、Office365・・・⇔Siemens クラウド上の Teamcenter X 検証環境⇔本番環境 BCP対策、セキュリティ対策、Siemens SE
図2 環境はSiemens社がクラウド上で管理

コスト対策

システムの構築、維持・運用保守はすべてライセンス費用に含まれています。そのため、オンプレミス環境では不可欠な「ハードウェアの購入・保守」、「Teamcenterサーバー環境の管理に必要な人材の確保と育成」、「改修やバージョンアップ」などにかかる費用への対策となります。同様に、IaaS環境で必要とするクラウド利用費用もライセンス費用に含まれています。これにより、お客様はインフラ管理から解放され、本来の創造的な業務に集中でき、異なる目的に投資を回せます。

従来のTeamcenter 高度な個社設定、実装、ハード購入/保守費、社内人材、外部委託費用、改修、バージョンアップ、基礎教育費、コンテンツ作成/修正、セキュリティ対策 Teamcenter X 実装、個社設定、
個社専用教育など
図3 従来のTeamcenterとのコスト比較イメージ
※クリックすると拡大します

ライセンス形態

Teamcenter Xはグローバルライセンスのため、国ごとの個別契約や煩雑な手続きは不要です。システム構築直後に世界中の各拠点からアクセスでき、業務と運用を開始することができます。

Teamcenter X の製品ラインナップ

従来のTeamcenterとソフトウェア(製品)としての違いはなく、豊富な機能はそのままにお客様のビジネス規模や目的に合わせて選択できる製品構成が用意されています。段階的な機能拡張も可能ですので、まずはミニマムスタートから気軽に始めてTeamcenter Xの有効性を是非、体感してください。

Essentials(・MCADデータ管理機能・CADソフトウェアでの構造管理と改訂・使用場所表示•チェックイン、チェックアウト・ドキュメントの作成とアップロード・3Dビューとマークアップ)
Standard(・Essentialsで利用可能な機能に加えて・単純な変更管理・プロジェクトのスケジュール・要件を作成してリンクする・PLMUXによるリビジョンによる構成管理・ドキュメント管理・レポートを生成する・閲覧用のコンシューマライセンス・カスタマイズされた構成の利用)Advanced(Standardで利用可能な機能に加えて
・有効性を使った構成管理・電気、電子データ管理・分類・カスタマイズされた構成の利用)エンジニアリングデータとプロセス管理のために事前定義された製品Premium(・オプションのPMソリューション・エンタープライズBOM・モデルベースシステムエンジニアリング・製造計画・品質管理とコンプライアンス管理・製品コスト管理・サービスライフサイクル管理・プロバイダーの選択(AWS/Azure)・カスタマイズ可能)FULLPM
図4 Teamcenter Xの製品ラインナップ
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DIPROサポートサービスのご紹介

Teamcenter XのデータベースはSiemens社が管理するため、データベースに関わるお問合せはお客様とSiemens社間でやり取りしていただくことになります。課題解決のためには、正確な状況説明や専門用語の理解など高度なTeamcenter管理者スキルが必要になります。Teamcenterの管理者スキルは、一般的なスキルではなく専門的なスキルとなるため、IT管理者の方にご対応いただく場合でも長期間・複数回のやり取りが発生し、結果的に業務の遅延やコストおよび担当者の負担増に繋がる懸念があります。

お客様「なぜか特定のデータへアクセスするとエラーがでます」→サポート問い合わせ→OOTB環境では再現できません。。。→DIPRO TC 標準サポート(Tcサポートメンバ再現性調査、OOTBサポート環境)お客様「なぜか特定のデータへアクセスするとエラーがでます」←IR投函→Siemens PLM Support(CApSチーム サポートメンバ「What is ACL setting of this data?」「Which group is User1 assigned?」「Show us Deep Copy Rule setting on BMIDE.」、お客様のTcX本番環境)Siemensへの問合せは高度なTC管理者スキルが必要
図5 Teamcenter管理者スキルを要する問合せ
※クリックすると拡大します

そこで、弊社ではお客様のサポート対応におけるご負担を軽減する有償サポートサービスをご用意しました。本サービスは、20年以上のサポート実績があり高度なTeamcenter管理者スキルを持つ弊社サポートチームがお客様に代わり問合せ対応をします。また、問合せ対応だけでなく、お客様の運用に合わせた設定変更のご支援も行います。お客様の利用頻度に合わせて複数のプランを用意しており、個別のご要望にも対応いたしますので、Teamcenter X導入の際はぜひ弊社のサポートサービスも併せてご検討ください。

最後に

Teamcenter Xは、グローバルで数多くの実績を持つPLMとしての強みに加え、SaaSが持つBCP、セキュリティ、コスト対策といった特長で、お客様の課題解決に貢献します。

老朽化した自社システムの見直し、サイロ化したシステムの統合といったお客様課題への対応をSaaS型PLMソリューション「Teamcenter X」で検討してみませんか?既存システムからのデータ移行や既存業務プロセスへの適用についても、弊社のノウハウを活かしてご支援します。ぜひ、弊社までお気軽にお問合せください。

製品・サービスに関するお問い合わせ
(デジタルイノベーション本部)

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