デンタルビジネス室から、歯科用CAD / CAM製品バージョンアップのご紹介です。
CADソフトウェア「exocad」、計測ソフトウェア、CAMソフトウェアを2025年5月以降にバージョンアップします。これらの新バージョンにより、更なる作業の効率化が可能になります。
デンタルCAD exocad v3.2 DIPROカスタマイズ版をリリースします。新バージョンは以下の点が改良されています。
スキャンデータにマージンを跨ぐ欠損があった場合、スキャンデータの欠損箇所にマージンを設定でき、マージンラインに合わせてスキャンデータを修復するようになりました。修復されたスキャンデータは、その後の設計に使用されます。石膏模型が無い光学印象のデータで有効な機能です。
複数歯の症例でクラウンライブラリの切替をした時、以前の配置設定を維持するようになりました。クラウンライブラリを切替しても配置しなおす手間が大幅に短縮されます。
exocad Cloudの機能を利用し歯冠を自動検出できるようになりました。バイトスプリント、フルデンチャー等で設計を短縮できます。スマイルクリエイターで歯冠検出しプロビジョナルクラウンに活用することも可能になります。
フルデンチャーの機能にコピーデンチャーが追加されました。
スキャンしたデンチャーを元にexocad上で複製が作成できます。
歯科用スキャナ DORA Plusの計測ソフトウェアは、バージョンアップにて以下の機能が追加されます。
計測後にデータ保存する高さを、あらかじめ固定できるようになりました。おなじ模型台の利用など、作業模型の高さが同じ場合に、毎回データ保存の高さを調整する必要がなくなります。
支台歯の位置合わせの際に、対象の歯番号を表示するようにしました。
複数の支台歯がある場合に判りやすくなりました。
歯科用加工機 WAXY PlusのCAMおよびDNCソフトウェアは、バージョンアップにて以下の機能が変更されます。
今までメニューで選択していた加工条件を、加工速度および仕上げ度合いを別々に変更できるようになりました。従来同様にメニュー設定でも操作可能です。最新の高速切削に対応したWAXY Plus 2024モデルで最大限の選択が可能となります。
より強度のあるCAD / CAM冠大臼歯ブロックが増えたことに対応し、専用の切削条件を追加しました。
新発売のスピンドルモーターに合わせて、スピンドルの管理機能を追加しました。新スピンドルを使用する場合は、必ずバージョンアップしてください。
PEEKブロック加工において、削り残る余白ブロックが加工に影響することに対応し、より余白が残らない切削に変更しました。PEEKブロック選択時のみ変更されます。
バージョンアップソフトウェアのダウンロードサイトを「DIPRO Product & Solution Gallery」に開設しました。2025年のバージョンアップから、リリースと同時にダウンロードおよびインストール手順が公開されます。ダウンロードにはアカウント作成が必要です。アカウントを作成していないお客様は、リリースに向けアカウント作成をお願いいたします。
新バージョンのリリース準備ができ次第、ダウンロードおよびインストール手順を郵送いたします。ダウンロードには、「DIPRO Product & Solution Gallery」への登録が必要になります。混雑が予想されますので、あらかじめご登録いただきますようお願い申し上げます。
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