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DIPROニュース

2023

11月号

2023.11.10

組込みソフト開発管理導入で組織力アップ
-「個人プレー 」から「 チームプレー 」で
ミッション完遂

はじめに

近年、製品におけるソフトウェアの占める割合が今後さらに高まることが予想されており、市場の変化に迅速に対応するためのスピードが求められています。このような背景から、柔軟なソフト開発管理がますます重要となっています。 ここではオープンソースソフトウェア(以降「OSSツール」と呼ぶ)を使用したソフトウェアの開発管理を行う環境をサポートするサービスをご紹介します。

概要

ソフト開発管理ではOSSツールの利用が増えていますが、一から習得するのは大変な労力が必要になります。トラブル対処方法や動作確認については、大量のマニュアルやインターネット上に散乱する情報の中から正解を見つけ出す必要があります。さらに、多くのOSSツールの中から適切なツールを選ぶことや、複数ツールの連携の検討などがシステム構築担当者にとって大きな負担となっています。

このような課題に対して、DIPROはOSSツールを用いてチームプレーが可能なソリューションをご提案します。

マニュアルを読む・大量のマニュアルを読むのが大変・マニュアルの内容が難しくかつ不十分 補足情報を収集する・ネットで探しても情報が見つからない・ネット情報が正確とは限らない 導入する・動作確認はトライアンドエラーの繰り返し・トラブルの対処方法がわからない OSSツールの選定・多くのOSSの中から適切なツール選びはどう対処するか・期待するツール導入の効果、一般的なツール、ツール間の相性、ツールに関する情報の多さ・・・ OSSツールの構築・OS(Windows、Linux、仮想環境等)の選定はどう対処すべきか・複数のツールを連携する設定はどう対処すべきか・ネットワークの設定、プラグインの追加、メールの設定・・・
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OSSツールを使用したソフト開発管理の例

OSSツールを連携して活用することで、組織のルールに沿ったソフト開発を行うことが可能となり、脱属人化を行える環境を整えることが可能です。図の例で表しているのは、プロジェクトマネージャーや品証、実験部隊などの役割を持ったキーパーソンをソフト開発のプロセスに役割の仕組みを持たせることで組織的な開発をイメージしたものです。

プロジェクトの見える化/脱属人化
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開発業務での課題(このような経験はございませんか?)

各プロダクトで同様なミスが繰り返される

ルールが守られていない 不具合情報の共有が出来ていない

各プロダクトで同様なミスが繰り返される問題が昨今指摘されています。テストが個人任せとなっており、期限が迫っているため、変更箇所のテストのみ実施されるケースが多く見られます。また、他のメンバーの不具合内容に対する意識が薄い場合もあり、不具合内容が共有されていない場面も見受けられます。
このような問題を解決するためには、チーム全体での情報共有や効率的なテスト管理が求められるでしょう。

DIPROが考えるチームプレーのメリット

課題を管理しているツールとソースコードを管理しているツールを連携させることで、課題と紐づけたソースコードの共有を行うことができ、不具合に対する水平展開を行い易くなります。これにより、テストの効率化や不具合の早期発見・対応が可能となり、ミスの削減やプロダクトの品質向上が実現できます。

工数削減のための改善が進まない

効率化の情報共有が出来ていない:他メンバの業務に興味がない、業務の工夫内容は個人で管理 ソフトの再利用が進まない:他メンバが作成した関数を知らない、ソースは個人で管理

開発現場において、工数削減のための改善が進まないという課題が浮上しています。原因として、組織としてルールが統一されておらず、業務の工夫内容が個人で管理されていることが挙げられます。 また、他のメンバーが作成した関数についての知識が不足しており、ソースコードも個人で管理されている状況が見受けられます。

DIPROが考えるチームプレーのメリット

プロジェクトマネージャーを中心に業務の工夫内容やソースコードの管理がツールを通してチーム全体で行われるようになります。これにより、他のメンバーが作成した関数についての理解が深まり、効率的な開発が可能となります。また、チーム全体での知識の共有や協力体制の構築が進むことで、工数削減や業務の効率化が促進されます。

納期の柔軟性がない

開発現場での納期柔軟性不足とメンバー間の協力体制が不十分であることが課題となっています。特に、メンバーの空き時間の活用が難しいケースが多く、また複数のプロジェクトを同時に抱えるメンバーの対応に苦慮する場合もあります。 さらに、担当者の長期離脱や急な仕様変更などで他メンバーの協力が必要となった際にも、対応が困難であることが問題視されています。

担当者に依存する計画となる

DIPROが考えるチームプレーのメリット

プロジェクト管理や課題管理を行うREDMINEを利用することで類似プロジェクトにおける再利用ソースコードを活用することができ、脱属人化が加速され、メンバーの空き時間の活用や複数プロジェクトへの対応が効率的に行われるようになります。 また、ソースコード解析やテストの半自動化と上位者承認プロセスの活用により、担当者の長期離脱や急な仕様変更などで他メンバーの協力が必要となった際にも、チーム全体での対応が可能となり、納期の柔軟性が向上します。

DIPROのご支援内容

OSSツールを利用したソフトウェア開発管理について、弊社が推奨する環境構築をご支援します。

弊社推奨環境以外でのご要望につきましても、オプションとしてお客様に代わり調査及び構築のご支援を行うことも可能です。ソフト開発環境使用方法についての教育も実施できます。

まとめ

OSSツールを上手に活用することでチームプレーが行える土台を作ることができます。ソフトウェア開発管理において、ツールの導入や使い方に課題があるお客様は、ぜひ一度弊社にご相談ください。本件を担当しているDIPROデベロップメントエンジニアリングサービス部は、OSSツールをはじめ、自動車業界関連のメーカーやサプライヤのサポート経験も豊富です。

EdgeTech+2023

11月15日から17日に開催されるEdgeTech+2023に、当サービスを出展します。弊社ブースにお立ち寄りいただければ幸いです。

EdgeTech+2023「オートモーティブ ソフトウェア エキスポ展」

お問い合わせ先

製品・サービスに関するお問い合わせ
(デベロップメントエンジニアリングサービス部 課長SE 松永)

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