近年、製品におけるソフトウェアの占める割合が今後さらに高まることが予想されており、市場の変化に迅速に対応するためのスピードが求められています。このような背景から、柔軟なソフト開発管理がますます重要となっています。 ここではオープンソースソフトウェア(以降「OSSツール」と呼ぶ)を使用したソフトウェアの開発管理を行う環境をサポートするサービスをご紹介します。
ソフト開発管理ではOSSツールの利用が増えていますが、一から習得するのは大変な労力が必要になります。トラブル対処方法や動作確認については、大量のマニュアルやインターネット上に散乱する情報の中から正解を見つけ出す必要があります。さらに、多くのOSSツールの中から適切なツールを選ぶことや、複数ツールの連携の検討などがシステム構築担当者にとって大きな負担となっています。
このような課題に対して、DIPROはOSSツールを用いてチームプレーが可能なソリューションをご提案します。
OSSツールを連携して活用することで、組織のルールに沿ったソフト開発を行うことが可能となり、脱属人化を行える環境を整えることが可能です。図の例で表しているのは、プロジェクトマネージャーや品証、実験部隊などの役割を持ったキーパーソンをソフト開発のプロセスに役割の仕組みを持たせることで組織的な開発をイメージしたものです。
各プロダクトで同様なミスが繰り返される問題が昨今指摘されています。テストが個人任せとなっており、期限が迫っているため、変更箇所のテストのみ実施されるケースが多く見られます。また、他のメンバーの不具合内容に対する意識が薄い場合もあり、不具合内容が共有されていない場面も見受けられます。
このような問題を解決するためには、チーム全体での情報共有や効率的なテスト管理が求められるでしょう。
課題を管理しているツールとソースコードを管理しているツールを連携させることで、課題と紐づけたソースコードの共有を行うことができ、不具合に対する水平展開を行い易くなります。これにより、テストの効率化や不具合の早期発見・対応が可能となり、ミスの削減やプロダクトの品質向上が実現できます。
開発現場において、工数削減のための改善が進まないという課題が浮上しています。原因として、組織としてルールが統一されておらず、業務の工夫内容が個人で管理されていることが挙げられます。 また、他のメンバーが作成した関数についての知識が不足しており、ソースコードも個人で管理されている状況が見受けられます。
プロジェクトマネージャーを中心に業務の工夫内容やソースコードの管理がツールを通してチーム全体で行われるようになります。これにより、他のメンバーが作成した関数についての理解が深まり、効率的な開発が可能となります。また、チーム全体での知識の共有や協力体制の構築が進むことで、工数削減や業務の効率化が促進されます。
開発現場での納期柔軟性不足とメンバー間の協力体制が不十分であることが課題となっています。特に、メンバーの空き時間の活用が難しいケースが多く、また複数のプロジェクトを同時に抱えるメンバーの対応に苦慮する場合もあります。 さらに、担当者の長期離脱や急な仕様変更などで他メンバーの協力が必要となった際にも、対応が困難であることが問題視されています。
プロジェクト管理や課題管理を行うREDMINEを利用することで類似プロジェクトにおける再利用ソースコードを活用することができ、脱属人化が加速され、メンバーの空き時間の活用や複数プロジェクトへの対応が効率的に行われるようになります。 また、ソースコード解析やテストの半自動化と上位者承認プロセスの活用により、担当者の長期離脱や急な仕様変更などで他メンバーの協力が必要となった際にも、チーム全体での対応が可能となり、納期の柔軟性が向上します。
OSSツールを利用したソフトウェア開発管理について、弊社が推奨する環境構築をご支援します。
弊社推奨環境以外でのご要望につきましても、オプションとしてお客様に代わり調査及び構築のご支援を行うことも可能です。ソフト開発環境使用方法についての教育も実施できます。
OSSツールを上手に活用することでチームプレーが行える土台を作ることができます。ソフトウェア開発管理において、ツールの導入や使い方に課題があるお客様は、ぜひ一度弊社にご相談ください。本件を担当しているDIPROデベロップメントエンジニアリングサービス部は、OSSツールをはじめ、自動車業界関連のメーカーやサプライヤのサポート経験も豊富です。
11月15日から17日に開催されるEdgeTech+2023に、当サービスを出展します。弊社ブースにお立ち寄りいただければ幸いです。
PICK UP