去る3月12日(金)コクヨホール(東京都品川区)にて、デジタルプロセス株式会社・富士通株式会社共催 UGS PLM ソリューションズ協賛「NXユーザフォーラム 2004」を開催いたしました。当日はUnigraphics NX、I-deas NX Seriesを導入いただいている150名を超えるお客様にご参加いただき、活気あふれるセミナーとなりました。ご講演いただきましたユーザー各社様、お忙しい中ご来場いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、今回のユーザフォーラムはI-deas NX Series、Unigraphics NXユーザー様の事例を中心に構成されており、UGS PLM Solutions様からのご講演、その他NX統合に向けた弊社の取り組みについてご紹介させていただきました。
以下の電気・精密・機械業界のユーザ様4社に、導入事例を発表いただきました。
グローリー工業様における3次元化への取り組みと 3次元モデルによるコンカレント設計時のモデル共有化を推進するUG/Managerの導入経緯、運用環境構築のポイント、および効果についてご紹介いただきました。
カメラ・双眼鏡・医療機器など造形の美しさだけでなく操作性や機動性も求められる製品の開発にUnigraphicsをどう適用しているか、CAMを主目的とした導入当初から意匠設計ツール・マルチCAD環境の支援ツールへと適用範囲を広げていった経過を交えて、ご紹介いただきました。データ活用を例に取り、3次元設計の実績についてご紹介いただきました。
松下電工様におけるデジタルものづくりへの取り組みにについて、その経緯や社内の体制、具体的な設計・解析・製造プロセスへの適用例を交えてご紹介いただきました。
富士通ゼネラル殿における3次元CAD設計の取り組みについて、エアコン開発を中心に3次元設計への移行プロセス、課題、設計およびデータ活用を例に取り、3次元設計の実績についてご紹介いただきました。
商品化に至るまでの部門間、サプライヤー間のコラボレーションの効率を最大化、最適化する次世代デジタル製品開発プラットフォームNXとTeamcenterソリューションについて、UGS PLM ソリューションズ株式会社 ジェネラルマネージャ 山本 広則 様より開発方針と詳細機能のデモンストレーションを含めてご講演いただきました。
会場外に設けられたデモンストレーションコーナーでは最新バージョンUnigraphics NX2、I-deas 11 NX Seriesの新機能ご紹介を始め、Unigrpahics NXのモジュールである3次元金型設計支援システム「金型オプション」と高速・高精度加工用モジュール「FFAUT」をご覧戴きました。
解析関連では解析アウトソースサービス「CAESEKI.com」や射出成形シミュレーションソフトウェア「Moldflow Plastics Advisers」をご覧戴きました。その他、デジタルプロダクションツール「DIPRO VridgeR」など、各種関連アプリケーションをご覧いただきました。
デジタルプロセス株式会社 取締役 山田 龍一より、今後のNX統合に向けた富士通グループ全体としてのお客様のご支援体制、および方針についてご説明申し上げました。デジタルプロセスは2000年から富士通グループの一員となり、デジタルプロセスが持つ自動車業界における製造業としての長年の実務経験をベースに、お客様を強力にご支援しております。今後は長年に渡るUnigraphics、I-deasのサポート経験を活かし、富士通グループが一体となってお客様のPLMプロセス構築、改善のお手伝いをさせていただきます。
また今回はユーザフォーラム終了後にお客様同士の情報交換の場として、お客様との意見交換の場として懇親会を開催いたしました。多くのお客様にご参加いただき、活発な情報交換をしていただくことができたものと考えております。
今後もユーザーの皆様にお役立ていただける場として、NXユーザフォーラムを開催して参りますのでよろしくお願いいたします。
(エンジニアリングサービス部 次長 星野 成樹)
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