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DIPROニュース

2005

4月号

2005.04.10

DaratechSUMMIT2005に参加

メインステージの様子

2005年2月14~16日、DIPROは協賛企業としてdaratechSUMMIT 2005へ参加し、弊社製品VridgeRを出展いたしました。

また、デジタルモックアップ技術に関するセッションでは、DIPROの企業理念とPLMソリューションについて講演を行い、そのサービスソリューションの一つであるVrdigeRの紹介をさせて戴きました。同セッションでは、本田技術研究所様からもVridgeRの適用事例についてご紹介戴いております。

展示ブースの様子Daratech社は20年以上にわたり製造業のテクノロジー・アプリケーションを研究され、市場調査や技術分析を行っており、世界的に高い評価を得ているコンサルティング会社です。

このdaratechSUMMITはCAD/CAM/CAEやPDM、およびDMPM関連のユーザー・ベンダーが集まり、展示や情報交換を行います。今年はマサチューセッツ州ケンブリッジでの開催となりました。

各ブースでは、製品・技術の発表や、ユーザー・専門家との情報交換や技術的な議論が活発に行われていました。

ケンブリッジ

ケンブリッジの街並

チャールズリバー

マサチューセッツ州のチャールズ川(Charles River)をはさんで南側にボストン市があり、そして、北側に位置しているのがケンブリッジ市です。

街全体には、レンガ色に統一された古い建物が並び、ヨーロッパ的雰囲気をただよわせています。また、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学があり、アメリカ有数の学園都市となっています。

通常、アメリカに滞在する時の交通手段は車ですが、ケンブリッジにはバスや地下鉄があり移動にはとても便利です。

また、町の中心であるハーバードスクエアにはおしゃれなカフェやレストランが点在し、食事やショッピング、または散策だけでも十分に楽しむことができます。(次回はぜひプライベートで訪れてみたいものです。)

メインセッション

今年は、Daimler Chrysler・Ford,・GM・Volkswagenや、Lockheed Martin・ NASAなど自動車・航空機業界からIT部門のトップや技術責任者が参加し、デジタルエンジニアリングについての講演やパネルディスカッションを行いました。また、UGS・Dassault・MSC SOFTWAREのCEO討論があり、PLMについて活発な意見交換が行われました。

展示ブース

VridgeRのプレゼンテーション

DIPROはUGS、IBM/DassaultなどのCADベンダーと共にVridgeRを出展いたしました。ブースでは下記のテーマについてミニセッションを行い、VridgeRのVisualization Technologyについて高いご評価を戴きました。

[ブース内ミニセッション]
  1. What's DIPRO?
  2. What's VrdigeR?
  3. Advanced User Applications with VridgeR
  4. VridgeR Function
  5. 3D Visualization Technologies "DVX"

デジタルモックアップセッション

VridgeRは、DARATECH社から「自動車業界での多くの実務実績に基づいた製品であり、高性能なデジタルモックアップを実現するソフトウェアである」との評価を戴いております。

今回のデジタルモックアップセッションにおいて、製品とそのテクノロジーについてご紹介する機会を戴き、お客様からの検証レポートを基に、「High-Performance、High-Accuracy、High end Functions」に関する具体的なご説明をさせて戴きました。その結果、大きな反響を戴いております。 また、DIPROの考える企業方針として、一橋大学野中郁次郎先生の「SECIモデル」をご紹介し、「ITとモノづくり」の経験・知識をベースとした質の高いサービスサポートを行っている点をご説明申し上げました。

※ SECIモデル;知識には、人に伝えるのが難しい経験的、身体的「暗黙知」があり、暗黙知を言葉や体系化し、明示化する「形式知」があります。知識の創造とは、暗黙知を豊かにし、形式化し、更にそれらを組み合わせて新たな暗黙知を形成する、つまり相互的に作用することによって、新たな知識を生み出すという考え方です。この相互作用のプロセス「Socialization、→Externalization→Combination→Internalization」が、SECIモデルです。

本田技術研究所様のご講演では、VridgeRの導入効果として、

  • 3次元データ活用により、迅速、かつ正確に情報共有が可能になったこと
  • ファイルの超圧縮技術によりデータダウンロード時間を低減できたこと
  • それにより既存PCの利用が可能となりインフラコストを低減できたこと
  • データ暗号化により高いセキュリティーとモバイル化を実現したこと

など、具体的なご説明がありました。 また、本田技術研究所様のご要望に対するDIPROの対応やカスタマイズ能力に関しても高いご評価を戴き、大変光栄に思いました。

本田技術研究所様ご講演の様子

弊社部長 森 博己の講演

弊社社長 間瀬俊明の講演

最後に

DIPROとして初めての海外出展となりましたが、お蔭様で好評の内に終えることが出来ました。また、出展を通し、米国、および海外への展開に向けて大きな自信へと繋げることができました。

これからも、皆様のご期待に沿えるよう、誠心誠意取組んで参りますので、引き続きご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

(エンジニアリングサービス部 中西 善美)

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