シミュレーションの精度と使いやすさを大幅に向上させたVPS GP4の新バージョンV11L29を9月にリリースしました。本記事では、新バージョンの最新機能についてご紹介します。
近年、製品のライフサイクルが短期化する中で、生産ラインの検討はますます複雑化しています。市場への迅速な製品投入、生産効率の向上、そして品質の維持・向上を実現するためには、物理的な現場や現物に依存しない、デジタルを活用した生産準備業務の推進が不可欠です。特に、生産ラインの検討においては、その内容を迅速かつ的確に、そして誰もが直感的に理解できる形で表現することが求められています。こうした表現が可能になることで、生産ラインの立ち上げをスムーズに進め、効率的かつ柔軟な生産体制の構築が期待されています。
VPS GP4は、生産ラインの3Dモデルを作成し、対象製品の部品や素材、設備、そして作業者を配置し、加工や組立、検査といった多様な生産手順の情報を入力することで、生産工程のシミュレーションを可能にします。シミュレーション結果は、山積み表、標準作業組合せ表、歩行距離などの定量的数値で評価でき、ボトルネック工程の確認も容易です。
生産設備や部品の配置、作業手順を変更するとシミュレーションデータは即座に更新されるため、複数の生産ラインプランを短時間で合理的に決定することができます。(図1)
新バージョンV11L29では、お客様からのご要望にお応えし、混流生産における作業途中のバッファの増減や最終製品の出来高確認など、シミュレーションの精度向上、そしてデータの取り込みやすさ、操作性の向上に重点を置いた機能強化を行いました。さらに製造部門での生産ライン検討やデータ修正といった活用を広げたいとのご要望にお応えし、レイアウト検討や歩行動線検討に特化した廉価版「VPS GP4 Player」を販売開始します。これにより、より効率的で、より現実に即した生産ラインの検討を支援します。以下、個々の機能強化について詳しくご紹介いたします。
多様な製品を一つのラインで生産する混流生産は、今日の製造業において避けて通れないテーマです。
V11L29では、この混流生産におけるシミュレーションの精度を高め、より現実に近い評価を可能にする新機能を追加しました。
シミュレーション実行中に、工程間のバッファの増減や、最終製品の出来高をリアルタイムで確認できるようになりました。これにより、ラインのボトルネックや生産能力をより詳細に分析し、生産計画を最も効率的な状態に近づけるための検討に役立てることができます。…
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