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DIPROニュース

2009

4月号

2009.04.10

DreamEDGE株式会社のご紹介

日本の自動車産業はアジア地域へ、今や製造だけでなく、開発業務の移管も始めています。そのような状況に対応するため、私たちは現地のエンジニアリング系ITを支える人材育成の拠点になりたい、またできれば日本企業とマレーシア企業の架け橋になりたい、という想いからDreamEDGE社を設立しました。

当社は、DIPROとは、2007年秋に業務提携の契約を結び、翌年2月にマレーシアオフィスの開所式を行い、業務を開始しました。私たちがマレーシアの拠点でビジネスを成功させ事業拡大することで、DIPROのみならずアジアに進出しようとする日本企業のお客様にも、貢献できると考えています。

千里の道も一歩から

私たちは、これまでマレーシア国産車メーカーへの提案活動をはじめ、政府関係者・各業界の有識者へのアプローチなど、多方面への働きかけを行っています。その活動の中で、マハティール前首相の秘書とコンタクトを取ることに成功し、前首相に数回にわたり直接交渉を行ったところ、この3月に前首相のDreamEDGE社訪問が実現しました。

当日はDIPRO間瀬社長も同席し、マハティール前首相に対してDreamEDGE・DIPROの会社紹介を始め、対談やデモンストレーションを行いました。一連の催しの最後には、マハティール前首相より、当社メンバーへ激励のお言葉をいただき、パートナー関係を維持していくことの難しさ、重要性と同時にDIPROとの協業についても感謝と励ましの言葉をいただけました。

DreamEDGEは、まだまだ若い会社ですが、このような政府・企業への働きかけを通しても、知名度を高め、同時にビジネスの実績も積み重ねていきたいと考えています。

また、私たちは現地エンジニアのスキルを高めるため、DIPROから支援を受け、様々なトレーニングを実施しています。そして日本と同等レベルのサービスを海外のお客様に提供できるようになることが私たちの目標です。DIPROからの支援内容は、エンジニアリング分野の技術支援のみならず、営業・マーケティング、サポートサービスのノウハウ提供、およびお客様対応のマナーなど多岐にわたっています。

近年、様々な経済の環境変化やCADシステムなどのツールの普及により、お客様の業務が激変しています。こうした急速な変化に対応できる技術者を育成するには、長い時間と労力を必要とします。DreamEDGEでは、これらの要求に対応できるようなマルチCADエンジニアの育成に努めています。またモデリング以外でも、マルチCAD間のデータ変換サービスも提供しています。

アジアでは、エンジニアを派遣する形態のビジネスは浸透していませんが、このグローバルな経済危機の中で、今後はそのようなビジネスが普及していくと思われます。

2008年度の事業活動を通じて分かってきたことは、マレーシアの現地企業は、ただソフトを購入することよりもソリューション(コンサルティング、サポートサービス、ソフトウエア)の提供を求めているということです。そのため、私たちはマレーシア初のエンジニアリングソリューション会社になることを目指し、日々奮闘しています。この目標は、他でもなくDIPROの支援があって初めて実現できることだと考えています。

DreamEDGE社の主な提供サービス

[3次元データモデリングサービス] NX I-deas、NX、CATIA、Solid Edge、ICAD/SX、SolidWorksなど
[サーフェスモデリング]
  • 測定データから面張り作業
  • サーフェスの線形解析
[3次元データ変換サービス] データ変換、データチェック、検証報告書作成、データ修復作業
※ NX I-deas、NX、CATIA、Solid Edge、 Pro/ENGINEER
[CAD教育] NX I-deas、NX、ICAD、CATIA、SolidWorks
[アウトソーシングサービス] CADモデリング、サーフェスモデリングなど

DreamEDGE社の販売製品

  • シーメンスPLMソフトウェア製品 (4月からTier-1販売代理店契約開始予定)
  • DIPRO製品

今後、マレーシアを中心とするアジア各地で、日本と同等なサービス・質(技術レベル)を提供できるようにしていきたいと考えています。常に好奇心と向上心を持ち続け、強力なパートナーであるDIPROと共に海外展開を成功させたいと思っています。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(第一技術サービス部 カイリル・アドリ)

※記載されている商品名は各社の商標、または登録商標です。

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