期待効果
フルアセンブリDMDRにより、設計品質向上と期間短縮
従来、詳細3DデータによるフルアセンブリDMDRは不可能で、別途検討用ラフデータを準備する必要がありました。VridgeRなら、詳細3DデータのままフルアセンブリDMDRが実現でき、ユニット/アセンブリ間で発生していた物理試作の不具合を大幅に抑制できます。
表示性能、高性能干渉チェックだけではなく、設計変更確認と干渉結果のダブリチェックをVridgeRは効率的行えるので、抜け漏れなく設計変更サイクルに追従することができます。これにより、デジタル試作における業務プロセス全体を効率化し、設計品質向上に貢献します。
VridgeRなら新旧フルアセンブリデータで設変チェックができます。部品名称/属性など、各企業毎に違う部品同一判断条件に柔軟に対応し、さらに高速かつ高精度な形状差異比較でわずかな差分も短時間で検出できます。
前回結果取込みで、干渉チェック結果の必要箇所のみ確認できます。設計変更サイクルごとに繰返される干渉結果の膨大なダブリチェックを防ぎ、設計変更に追従した干渉チェックが実施できます。
CADでは製品のフルアセンブリデータを表示するのがやっと(64bitPCを使用しても)でした。当然、干渉チェックもユニット単位が限界でした。VridgeRによるフルアセンブリDMDRでは、量産前に組立不具合をゼロにでき、手戻り、修正工数を大幅に削減できました。費用対効果が大きく、アセンブリの大きい他事業所にも導入を進めています。
設変比較機能はアセンブリ構成で比較できるので配置変更しただけのデータも検出できます。また穴位置の変更によりボルト配置が変ったことも見落しません。設変比較は部品名称だけでなく属性情報も比較条件に使えるので会社独自のルールでちゃんと比較できます。
製品は受注生産型なので、設変というより号機違いで約100モデルほどあります。従来CADではデジタル試作段階での干渉チェック結果は、検証が間に合わず、実機で組立不具合が多発してしまい、型修正費や工数が膨らみました。VridgeRでフルアセンブリDMDRを行うことで、約半年で数千万のコスト効果がありました。
設変比較結果はCSVでリスト出力でき、またVridgeRファイルにも保存し、3Dの設計変更通知書として関係者で情報共有できます。従来の図面による設変指示よりずっとわかりやすくなりました。
掲載されている画像データは、日産自動車株式会社様のご提供によります。
VridgeRは、デジタルプロセス株式会社の登録商標です。
その他、記載されている商品名は各社の商標、または登録商標です。