MENU

TECNOMATIX

Plant Simulation

概要

Plant Simulationは現状検討中の生産ラインや実稼働の生産ラインを再現し、生産システムや生産工程を最適化する「工場ラインシミュレーション」です。
複雑化する混流生産、マスカスタマイゼーション、自動化の推進などにより、従来のEXCELなどを用いた標準時間からの出来高予測が困難なケースが増えています。
Plant Simulationは、離散型シミュレーションを採用しており、人や物の流れを模擬することができます。
一つ一つの独立した事象(設備などのサイクルタイムや段替、AGV等の運搬能力)を仮想空間上で再現し、生産量・生産時間などを算出します。
生産量や生産時間を算出することで、ボトルネック工程での部品滞留やバッファでの在庫推移、設備稼働率を可視化し、対策を講じることが可能です。
また、Plant Simulationは、VDA(ドイツ自動車工業会)にて標準ツールと認定されており、多くの企業様でご利用頂いております。

Plant Simulation画面イメージ

Plant Simulationは生技・製造のどちらの業務シーンでも活用することができ、現地調整での手戻りを減らし、工場の垂直立上げや、製造での日々の作業を自動化することができます。

生技領域(生産準備段階)・設備投資計画の最適化・設備台数の最適化・バッファサイズ最適化・生産数の最適化・生産方式の検討(セル、ライン等)・仕掛り量の最適化・工場内物流の検討(JIT等)→製造領域(日々の生産での運用)・生産順序、ロットサイズの決定・生産ライン・セル振分けの最適化・作業者人数の決定・最適生産拠点の決定

機能

最適化(GA)機能

最適化(GA)機能は、自動でパラメータを変更しながら、繰り返しシミュレーションを実行することで最適なパラメータを求めることができます。
内部処理として遺伝的アルゴリズムを利用しているため、総当たりで実施するよりも少ないシミュレーション回数で最適なパラメータを求めます。
最適化機能は、以下のラインオフ前の生産準備段階、ラインオフ後の日々の生産それぞれシーンにて活用することができます。

生産準備段階
バッファサイズの最適化検討、AGV最適台数検討、作業者の最適人数など
日々の生産
最適な投入計画の自動作成、最適な運搬計画の自動作成など ※最適化のエンジンとして利用。
生技領域(生産準備段階)→製造領域(日々の生産での運用)

各種分析機能

シミュレーション実行中の各設備稼働率や在庫推移、経路・流量ガントチャートなどでラインの状態をリアルタイムに可視化することで分析作業を容易にすることができます。

①設備稼働状況(チャート)
設備の稼働状態「作業中、待ち、詰まり、故障、休憩・直間など」をチャート形式で可視化します。
②在庫推移(チャート)
指定のバッファの時間経過の在庫量を監視します。
③経路・流量(サンキーダイアグラム)
部品や作業者、AGVなどの工程間の流量を可視化します。
④ガントチャート
部品や作業者、時間経過の作業内訳をガントチャート形式で可視化します。

①設備稼働状況(チャート)

設備稼働状況(チャート)

②在庫推移(チャート)

在庫推移(チャート)

③経路・流量(サンキーダイアグラム)

経路・流量(サンキーダイアグラム)

④ガントチャート

ガントチャート

強力なカスタマイズ機能

階層化により、複数のレベルで工程をモデル化することができ、複雑な構造を簡単に構築・管理できます。
標準オブジェクトにない動作は、メソッド(プログラム)により、あらゆる動作条件を再現することが可能です。
階層化とメソッドにより作成した設備などのモデルは、オブジェクトとしてライブラリに登録することで別ラインでの検討に再利用することができます。

弊社サービス内容

弊社では、お客様のDX推進、生産性向上の取り組みに向け、Plant Simulationの導入から立上げ、使いこなしまで様々サービスをご提供しております。
シミュレーションによる解決策検討という一連の流れをご支援しております。

ベンチマーク

お客様の実工場等のPlant Simulation簡易モデルを作成します。作成した簡易モデルからシミュレーション結果を報告させて頂き、導入効果の検証を実施させて頂きます。

トライアル支援

タッチ&トライ形式で最新バージョンのPlant Simulationの操作を体験して頂けます。また、トライアル期間中についてのPlant Simulationの操作Q/Aを実施させて頂きます。

操作教育(3日間)

Plant Simulationの基本的な操作を習得するためのトレーニングを実施し、基本操作の理解と、モデル作成スキルの習得を実現します。
本操作教育を受講して頂くことで、シミュレーションモデル作成の基礎を習得して頂くことができます。

モデル作成

Plant Simulationのご導入されたお客様への技術支援としてご検討されるシミュレーションモデルの受託による作成支援も承ります。
ご要件に合わせたモデル作成、結果出力など実施いたします。

カスタムオブジェクト作成

標準オブジェクトでは補えない、お客様の要件を織り込んだカスタムオブジェクトを作成させて頂きます。 使用用途に合わせた機能・設定項目などの仕様定義からライブラリへの登録までをご支援させていただきます。

オンサイトサポート

弊社システムエンジニアがお客様先を訪問し、Plant Simulationの操作方法やモデル作成方法について、お客様からのご質問に応える形でご支援します。
お客様ご自身に、より効果的にPlant Simulationをご活用頂けるよう、ご支援させて頂きます。

関連情報

生産ラインシミュレータを活用して製造現場の生産効率をUp! [DIPROニュース2019年8月号]

Plant Simulation最適化機能のご紹介 [DIPROニュース2021年3月号]

TECNOMATIXは、Siemens Product Lifecycle Management Software Inc.の商標です。
その他、記載されている商品名は各社の商標、または登録商標です。

TOP