DIPROニュース
生産ライン検討のさらなる効率化を実現するため、レイアウト設計の支援機能や搬送設備シミュレーションを大幅に強化したVPS GP4の新バージョン「V11L30」を11月にリリース予定です。
本記事では、新バージョンの最新機能についてご紹介します。
製造業を取り巻く環境は大きく変化しています。
人手不足への対応、多品種少量生産の拡大、生産設備の高度化に加え、生産ラインの立上げ期間短縮や品質向上への要求は年々高まっています。その一方で、生産ラインの検討業務は依然として多くの経験やノウハウに依存する場面が多く、レイアウト検討や工程設計に多くの工数を要しているのが実状です。
VPS GP4は、このような課題に対し、生産ラインを3D空間上に再現し、設備配置や作業手順、生産能力の事前検証を可能とするデジタル生産準備ソリューションです。試作や現地調整に先立って生産ラインを仮想空間上に再現することで、立上げリスクの低減と生産準備期間の短縮を支援します。
これまでVPS GP4は、自動車、産業機械、電機・電子部品をはじめとする幅広い製造現場で活用され、生産ライン設計や工程改善、作業分析の効率化に貢献してきました。
今回リリースするV11L30では、「より短時間で最適な生産ラインを設計すること」をテーマに、レイアウト検討の効率化、搬送設備シミュレーションの強化、ならびに混流生産分析機能の拡充を行いました。特に、歩行動線を考慮した配置パターン生成機能や、搬送設備・カーブラインへの対応により、これまで以上に現実に近い生産ラインを短期間で構築・評価できるようになります。また、混流生産分析機能の強化により、生産性低下の要因となる待ち工程やバッファ運用の課題を可視化し、より効果的な改善活動を支援します。
生産ラインの立上げ期間短縮、生産性向上、そしてデジタルを活用した継続的な改善活動の実現に向けて、V11L30はVPS GP4をさらに進化させたバージョンとなっています。
生産ラインの検討では、同じ設備構成であっても、どの設備や作業台で作業を行うかによって作業者の移動距離や作業負荷が大きく変化します。特に混流生産や複数設備を利用するラインでは、部品や製品をどの設備や作業台へ割り当てるかを検討するために、多くのパターンを試行錯誤する必要がありました。
V11L30では、新たに「配置パターン生成」機能を追加しました。本機能では、設備や作業台のレイアウトを変更することなく、部品や製品をどの設備や作業台へ配置するかについて、複数の組み合わせパターンを生成できます。さらに、各パターンについて歩行動線長を評価指標とした評価結果を比較することで、生産性向上につながる配置案を効率的に検討できます。…
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デジタルプロセス株式会社 VPSインフォメーションセンター 安藤、吉田、渡辺