受託解析
解析事例
ポール側面衝突
概要
衝突安全性確保は自動車開発では重要な要件の一つです。
しかし自動車開発では衝突安全性能を評価する法規やアセスメントに対応する一方、車体の軽量化を行うことが求められます。
本解析では32km/hポール側面衝突の解析を行い性能達成と軽量化の両立解を求めます。
課題
自動車会社では、衝突性能と軽量化の両立を求めています。ポール側突などは国内でも乗員保護基準として新設されており、年々要求性能は上がっており、解析による精度の高い予測技術が求められます。
解析結果
ポール侵入による車体への変形抑制及び入力分散のため、ドアビーム、車体上下部の構造適正化を実施。対策により局所変形を抑制しエネルギーが分散され、キャビンへの侵入が減少し乗員を保護する対策を行えました。
解析によるメリット
衝突エネルギーバランスの可視化や衝突途中の変形モードを確認しながら効率のよいエネルギーバランスを検討し開発を進めることができます。
また、試作車を作成する前に不具合点の改善、質量低減の仕様を得ることにより試作回数の削減に貢献できます。
従来、実施している側面衝突も含めて、安全性能基準は年々高まっているため、エアバックなども解析で表現してシミュレーションする必要があります。
DIPROの強み
各自動車会社での常駐経験を基に衝突性能の達成はもちろんのこと対策質量の増加を最小限に留め、衝突性能、軽量化の両立性を検討いたします。