MENU

Fujitsu 設計製造支援 iCAD SX機械装置向け3次元CAD

お知らせ

「iCADフォルダ管理連携システム」で
全社3Dデータ活用の第一歩を実現

2025.11.05 NEW

DIPROニュース

3D CAD、導入しただけで満足していませんか

3D CADは多くの企業で導入が進み、設計業務においてその活用が定着しつつあり、当社が提供する3D CAD製品「FUJITSU 設計製造支援 iCAD SX」も、製造業界の多くの企業でご利用いただいています。

3D CADで作成されたCADデータには、3Dのモデル情報だけでなく、2Dの図面情報や製品の部品構成情報、材質や重量などの属性情報など、さまざまな設計情報を保持させることができ、これらのデータを関連部門間で共有・活用することで、業務全体の効率化や品質向上が期待できます。

しかしながら、設計部門では3Dデータを活用して作業している一方、設計部門以外ではCADデータを十分に活用できていないという声をよく耳にします。関連部門がCADデータに含まれる情報を直接閲覧・利用する手段が限られており、紙やPDFファイルなど制限した情報のみ活用されるケースが多く、3Dデータの恩恵を十分に受けられていないのが現状ではないでしょうか。

紙図面中心のプロセスが生む課題

関連部門間の情報伝達として紙図面をメインとしたプロセスの場合、以下のような問題が発生することがあります。

  • 修正時の図面探し、再変換の作業工数がかかる
  • 更新漏れに起因した情報の不一致によって品質リスクが高まる
  • 平面図面で複雑な構造を十分に表現しきれず、製品全体の構造理解が難しくなる

紙図面中心のプロセスから3Dモデル中心のプロセスへ

こうした問題を解決するためには、設計者だけでなく、営業・調達・製造など、モノづくりに関わるすべての部門が3D CADデータを直接活用できる環境を整えることが有効です。

具体的には、「設計者が保存したCADデータを正に、3Dモデル・図面・部品表などの設計情報が自動生成され、関係者全員が最新情報を共有できる」、このような環境が整えば、図面の複製や手作業は最小限に抑えられます。

設計変更→設計者(3D設計(3Dモデル・設計属性情報))iCADフォルダ管理連携システム(3Dモデル・2D図面・部品表(設計情報))(図面・部品表作成)(紙やPDF出力)→作成した図面も画面上で確認→関係部署(製造・営業・購入品手配)

上記のような3Dを中心とした理想のプロセスへ移行するには、どのように進めて行けばよいのでしょうか。ここで言いたいのは、図面を作成しないということではありません。3Dでは表現しきれない情報については、図面を併用する必要があるでしょう。

しかし、せっかく3Dデータに設計者が設定している情報が見えていないのはもったいないと思いませんか。

「iCADフォルダ管理連携システム」でモノづくりプロセスの3D化

「iCADフォルダ管理連携システム」は、iCADデータに特化したシステムで、iCADデータがもつ様々な設計情報を可視化し、3Dデータを参照する運用への移行を支援できるツールです。

このシステムでは、設計者が従来通りiCADデータを保存・更新するだけで、その操作をトリガーとして、3Dモデル、2D図面(PDF)、製品の構成情報と各部品の属性情報といった設計情報を網羅するビューイングデータがリアルタイムに自動生成されます。これにより、設計者の負担を増やすことなく、最新の3D設計情報を社内の関係者と共有できる環境が整います。

設計者・購入手配・製造・営業→利用者端末(ダウンロード・アップロード・キーワード検索・3Dモデル・ファイルエクスプローラ・製品情報・構成部品表→Switch→図面(PDF)iCAD SX起動・iCAD SXビューワ起動)←連携→iCAD管理フォルダ(設計者→保存→iCAD SXデータ→生成→ビューイングデータ)管理者端末(ビューイングデータで3D設計情報の可視化・iCADデータ保存時のリアルタイム生成→iCAD SX Pro/MEI)
※クリックすると拡大します

「iCADフォルダ管理連携システム」を活用することで、iCADデータに蓄積された3D設計情報をそのまま活用でき、図面への複製や手作業を削減することが可能です。設計から製造までの情報連携を3Dのデジタルデータでつなぐことで、モノづくりプロセス全体のデジタル化を推進できます。

iCADフォルダ管理連携システム iCADデータを中心にモノづくりプロセスのデジタル化 【情報システム】・DBレス構成により、既存の管理フォルダをそのまま活用可能。最短翌日からスムーズに運用を開始。・直感的な操作性で、現場への定着もスピーディ。サポートも最小限に。【営業】外出先でもお客様と具体的な「3Dモデル、図面、仕様書など」を共有しながらスムーズな提案が可能に。【製造】図面だけでは伝わりにくい形状や設計情報も、3Dで直感的に理解ができ、設計者へのコミュニケーションロスを低減。iCADのない現場で3Dモデルや図面を参照しながら組付け手順を確認。【設計】・3D·2Dの視覚的検索で、CADファイルの探索時間を削減。
・構成部品一括ダウンロードで、流用部品の検索時間をゼロに。・CADデータに原価情報を紐づけることで、実績ベースの見積ができ、見積精度の向上。・親図を開いた際に、構成部品の変更を通知。「チェック·更新漏れ」を防ぎ、品質と信頼性を確保。【DR】・3D設計情報で妥当性や整合性を短時間で正確に判断、レビューや承認プロセスを効率化。・CADデータに担当者情報(設計者·承認者)を紐づけることで、未承認状態の把握や進捗管理も可能に。【調達】・図面や部品表を待たずに、ファイルバスから・構成部品を直接確認。手配業務がスムーズに。
※クリックすると拡大します

iCADフォルダ管理連携システムの導入効果

「iCADフォルダ管理連携システム」を活用するとどのような効果が得られるかをご紹介します。

Case1. 関連部門への展開がスピーディに

関係部門への展開に工数がかかる。毎回部品表と図面を個別に作成する必要があり関係部門との展開に工数がかかる。3Dで設計しても、結局は図面を作って関係部門に渡してるんですよね・・・社内展開用なんですけど、その図面作成にも時間がかかるんです・・・
※クリックすると拡大します

関連部門間で3Dデータが活用されていない場合、情報を伝達するために図面の作成が必要となりますが、その作成や修正には、思いのほか時間がかかっていませんか。

せっかく3Dデータを作成しているのであれば、関係者に直接3Dを見てもらうほうが、部品構成や構造の詳細を正確に把握でき、図面作成も最小限にすることで工数削減につながります。

形状情報・製品情報

「iCADフォルダ管理連携システム」を活用すれば、エクスプローラのような直感的な操作で、3Dモデルや部品表を画面上で直接確認できます。
これらのビューイングデータはCADデータの保存をトリガーに自動生成されるため、関連部門との共有がスピーディに行えます。また、図面も確認できるため、3Dでは表現しきれない情報の閲覧も可能です。

さらに、CADがインストールされていない環境や部門でも利用できるため、3Dデータをそのまま使って関連部門間で設計情報を伝達することが可能になります。

Case2. 設計変更の影響を正確に把握して品質リスクを低減

品質リスクに対する課題 構成部品の設計変更時にアセンブリの更新漏れが発生して手戻りが発生してしまう。設計変更された部品がどの図面に
影響するのか探し出すのも大変で・・・他の人が修正して部品の版数が上がったていても気付かないんですよね・・・
※クリックすると拡大します

設計変更された部品の検索や確認に手間がかかり、アセンブリの更新漏れによって手戻りが発生してしまうことはありませんか?

図面は3Dデータから情報を複製して作成されるため、3Dを修正した後には必ず図面の更新が必要になります。また、部品表もその作成や設計変更時の更新に手間がかかり、図面は設計情報を明確に伝える重要な手段ですが、更新や展開には手作業が伴うため、業務効率や情報の一貫性に課題が生じることがあります。こうした連携の不整合は、ミスや手戻りの原因となり、品質や納期に悪影響を及ぼす可能性があります。

正展開↓逆展開↑逆展開↑

「iCADフォルダ管理連携システム」を活用すれば、「全階層表示」や「逆展開表示」により、設計変更の影響部品を正確に把握できるため、情報の不整合を防ぎ、品質への影響を未然に防ぐことができます。

また、構成部品が組図に反映されていない場合に通知する機能が備わっているため、更新漏れによる設計ミスや手戻りを未然に防ぐことができます。

子部品が更新されるとメッセージを表示 ビューイングデータが最新ではありません。|構成部品に1件以上不備が見つかりました。対象は構成部品表に!マークが表示されています。パーツの更新待ちなど、不備があるとマークが付く

「iCADフォルダ管理連携システム」は、日々の業務の中で自然に3D活用できる仕組みとして、現場に定着しやすく、導入直後から効果を実感いただけるツールとしてご提供しています。

設計者(3D設計 図面作成・工数削減)→iCADフォルダ管理連携システム(3D設計・2D図面・設計情報 CADデータの設計情報を表示・部品表自動更新→関係部署(3D⇔2D情報のズレ解消))

3D設計情報を全社で活用することで、
ものづくりの未来を変える第一歩を踏み出しませんか?

ほかにも、本製品の導入効果やデモ動画や製品資料を右記の「DIPRO Product & Solution Gallery」会員制情報サイトでご覧いただけます。ぜひ、ご覧ください。

会員制情報サイト「DIPRO Product & Solution Gallery」は会員登録が必要と
なっています。お手数ですが、以下から会員登録をお願いします

DIPRO Product & Solution Gallery 会員仮登録

DIPRO Product & Solution Gallery フォルダ管理連携システムページ

iCADフォルダ管理連携システム 詳細

ご興味ございましたら、実機デモや体験会の案内などをさせていただきますので、ぜひ以下お問い合わせ先までご連絡ください。

お問い合わせ先

製品・サービスに関するお問い合わせ
各製品名は各社の商標または登録商標です。
(デジタルイノベーション本部 課長SE 西出、横山、杢野)

TOP