ねじの挿入時に軸方向に対して傾きがある場合と、傾きがない場合で挿入のし易さやナットとの接触状態が変化します。
接触状態は表面状態に影響を及ぼします。表面状態への挿入角の影響を解析で評価します。
今回は、陰解法を実施し、接触分布を求めます。
傾きなし
(軸方向に挿入した場合)
傾きあり
(角度を持って挿入した場合)
傾きがない場合に比べて、傾きがある場合は、ガタガタとズレながら挿入されるため、接触分布が広いことがわかりました。
解析結果を受けて生産ラインの設備を見直し、表面状態を考慮した対策を実施しました。